今まで使ってきたアメブロから移転することにしました。

新しく,googleがサービスを行っている,Bloggerに移転します。


「馬徳里通信 - Diario de Madrid -」 http://xinjp.blogspot.com/


アメブロからの移転理由:

①更新作業がしにくかった。

なんか,いろいろと新しい技術がHPに使用されてるみたいなんだけど,

海外の通信事情が悪いところからだと表示に時間がかかって使いにくい。


②画像を載せにくかった。

パソコンから直接画像を載せられればいいのに,

一旦アメブロの画像フォルダにアップロードしてからでなければ載せられない。


新しいBloggerは上の二つの点をクリアしていて使いやすい!

とても軽快です。これからは更新が増えるかもしれません!

古い日記もすべて移しました。画像はまだ移してませんが…。


今後はhttp://xinjp.blogspot.com/ にて,よろしくお願いします!

前回の更新から半年!3月末にサマータイムが始まってしまいました!
長らく更新もせず,失礼しました。
実はこの「アメーバブログ」,ページが重くて使いにくいんです…。


■2006年11月ダイジェスト
この月は仕事で忙しくしていました。10月に授業が始まって,ようやく軌道に乗ってきたころ。


■2006年12月ダイジェスト
○12月頭:
所属先で公的試験の実施。このために数ヶ月間はいろいろ細々と忙しく。それが終わって一息。


○5日:
部屋の中に鍵を置いて部屋を出てしまう。ホテルのオートロックのように,ドアを閉めるだけで施錠されてしまう。鍵開屋に電話するも,コミュケーションがうまくいかず,しかも技術料が120ユーロ。悔しい。


○後半:
日本からスペイン語の調査研究の方々が来馬。「方々」と言っても知っている人たちなので気は楽です。とはいえ調査はしっかりとやってもらわねば。協力にはなかなか神経を使うものですが,すべてが終わってお酒・会食を楽しめば,苦労も思い出に。


○24日:
クリスマス・イブ=Nochebuena.mixiのマイミク・マンク君とその学友達etc.とのパーティー!みんで一品食べ物を持ち寄るというので,「豚肉のオレンジ煮」に挑戦。豚肉の角切りをオレンジジュースで煮るという料理。夏に友達に作っていただいた料理。ネットでレシピを探して作ってみる。豚肉を炒めて煮て出来上がり!ということで,料理初心者の自分にもできた!肉がちょっと硬くなってしまったけど,味付けは良かったようです。ちょっと自信が笑。また作ろうっと。

日本人・タイ人・ポーランド人というメンバーで,ゲームをしたりと久しぶりのパーティー。脚丸ごと一本の生ハムも登場!自分達でナイフを使って薄く削いでいく。思ったより難しい…。でも,削ぎたてはやっぱり美味しい!そして,楽しかった夜。ありがとう。

深夜はクラブへ。スペインは夜に楽しむ文化。0時過ぎからでも出かける。お年寄りのダンスホールだってあるのです!!!クリスマスは家族と過ごすといえども,深夜にはわらわらと人が集まっていました。

jamon ←肉を削いでいる。 

tree en madrid ←ツリー

○26日~29日:
知り合いをたずねて,イギリス・ロンドンへ。自転車で街を案内してくれたが,地理が分からない街を人の後を追って自転車で移動…。精神的にも肉体的にも疲れました…涙。


tree in london ←ロンドン市内のクリスマス・ツリー

グリニッジ ←グリニッジ旧天文台。またいでいるのは,東経・西経0分の線。東半球と西半球。


○30日~:
日本へ。30日早朝,マドリードの空港にて爆弾テロ。爆発2時間前に出発したため特に何もなかったが,遅い便だったら…日本にはいけなかったでしょう。ロンドンでの乗り換えもフセイン処刑の直後だけにテロ警戒。機体の安全確認で出発が30分ほど遅れる。まぁ,万全を期すのはいいこと。


○31日:
朝成田着。夜は友達の年越し会にちょっとだけ顔を出し。


■2007年1月ダイジェスト
○1日:
朝早い新幹線で青森へ。病気の祖父を見舞いに行きました。祖父は小康状態。ただ,治る病気ではないので,延命処置をすることになるとのことでした。おじ・おば・いとこなどたくさんの親戚と会うことができて,それはそれは日本らしい正月を過ごしました。親戚もみな年をとってきて,いろいろな問題が持ち上がるもので…。これからはいろいろと大変になるだろうな…という,すっきりしない気持ちで3日夜に帰京しました。


hiraka1 ←弘前駅。ねぷた。

hiraka2 ←弘前駅。

hiraka3 ←祖父の家の近く。雪と田んぼ。

hatsumoude ←青森市内の神社で初詣


○4日:
昼の便でロンドン経由,マドリードへ。時差ぼけが治らぬまま帰西。


○6日:
この日は"Los Reyes Magos"で祝日。12月25日に生まれたキリストの誕生を祝うため,東方から3人の賢者がプレゼントを持ってエルサレムを訪れた日です。5日の夜子供たちはプレゼントをもらいます。これにてクリスマス行事終了。週明けからはバーゲン!


○14日:
2週間前に見舞った祖父が,日本時間14日午後に亡くなったとの知らせ。老人だから病状の進みは遅いということはない,進行性のガンだったとのことでした。2週間前に見舞うことができてよかった。本の出版を報告できてよかったなと思います。安らかに…。


○後半:
前期の期末試験。2月の仕事(ドイツ・日本)の準備でほとんど時間がつぶれた。


■2007年2月ダイジェスト
○前半:
2月前半まで試験期間が続き,そのまま休み無く後期の授業が始まる。学期の間に休みがある日本とは違う。準備などの時間が少ないので,そこが少しやりにくい。


○3日~6日:
仕事でドイツへ行ってきました。

ミュンスター(友達訪問の旅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC

ミュンスターは大学の街。大学生がたくさんいました。自転車が駅前にあったりして,ちょっと日本の風情。街には運河が流れていて,土曜の夜はクラブで賑わい,晴れた日曜日は散歩が気持ちよかったです。


Munster ←駅前の自転車。日本?

Munster ←運河

デュースブルク(仕事)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF

デュースブルクは,ライン川工業地帯の中心だった鉱山と鉄鋼の街。今は鉱山もなくなり,鉄鋼も下火で少し寂れています。かつての工場をそのまま残して公園してあります。公園のHP→ http://www.landschaftspark.de/  廃墟好きの人には堪らないかもしれません。


duisburg3  duisburg2  duisburg1

仕事自体は成功だったかな…と。自分の研究について学生さんを前に「講義」。久しぶりの英語にしどろもどろ。でも,講義の最後には,全員が机を拳で叩いてくれました。これは拍手と同じ意味だとのこと。面白い。


○11~14日:
日本へ再び。今回は仕事でした。


○後半:
後期の授業が始まる。スペイン語のクラスにもまた出席しています。このクラスは初級3。だいぶ上まで来ました。イタリア語,ポルトガル語,フランス語,英語を話す人が多いクラスで,みんなかなりスペイン語ができる感じ。でも,イタリア語とかポルトガル語を話す人は,スペイン語なんて簡単だと思う。どう感じているんだろう。

1年半スペインに滞在して少し変化が出てきました。スペイン語を話すことがあまり苦痛じゃなくなってきた。スペイン語で分からないことを言われてもあまり苦痛じゃなくなってきました。自分の持っているスペイン語力でなんとか説明できることが増えたし,自分の持っているスペイン語力で聞き返すことや説明を求めることができるようになったと思います。

語学のコツは,いかに自分の持っているものでやりくりできるか,ということのように思います。もちろん持っているものを増やす努力は必要ですが,まずは最低限のものでヤリクリするコツを知ること。

相対的に英語はダメになっている気はします。まず日常の会話を英語ですることができない。日常のごくごく普通の会話はスペイン語でしかしないので,それを英語に訳すことは今の自分には不可能。それに,普段スペイン語しか聞いていないから,英語の音はとても変に聞こえる。発音しにくい。子音が続いたり,母音を強く発音しなければならず,日本語を話すときとは違う筋肉の使い方をしているはず。その点スペイン語は母音が多い点で日本語に近い。

とにかく生活がしやすくなっている気はします。


■2007年3月ダイジェスト
○2日~4日:
仕事でロンドンへ行ってきました。
マドリードから3名がロンドン大学SOASへ出向く。SOASの日本研究者とともにワークショップを開いていただいた。歴史のあるロンドン大学で自分の研究について話す。今回は多少英語もマシに…。いろいろな交流ができてとても実り多かった。ロンドンはアジアの人も沢山いて,いろいろなものが共存している街。マドリードに比べて日本やアジアのものも身近にあるので過ごしやすそうだ…。刺激も満ち溢れている。多くの人が来るのが分かる。

london ←ロンドンのホテル。こじんまりとして。


○6日:
マドリードに住んでいたMさんが日本へ帰国。やっぱり寂しさが募ります。まだいるような気がしてしまいます。

marzo ←3月のマドリード。空が青い。

アーモンド ←アーモンドの花。さくらに似ています。

■2007年4月ダイジェスト
○2日~9日:

9日までSemana Santa(聖週間)の休暇です。英語圏ではEasterです。

学校は10日間ほど休み(^^)。 会社などは今日4月5日が「聖木曜日」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9C%A8%E6%9B%9C%E6%97%A5 ),4月6日が「聖金曜日」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5 )で祝日。土日があるので,4日間の連休です。

ウチのごく近所のいつも通っているジムのすぐそばの敷地からイエスの像を掲げた山車を含む行列が出発(20時ごろ)。その後2時間半ほどかけて近所の通りを回り,ウチのごく近所にある教会へ行列が進みます(直線距離で開始地点から教会まで100メートルくらい。22時半ごろ)。

大きな十字架を持った人が行列の中に。赤いとんがり帽子の頭巾をかぶります。アメリカ合衆国のKKKとはまったく関係がないそうです。

semana santa1

イエスの像が乗った山車。8人くらいの人が動かしていきます。

semana santa2


ウチの近所の教会に着きました。賛美歌(?)を歌ったあと,何か教会の人が話して(説教して?)いました。エルサレムから遥かなる道を…などのことを話したあと,聖母マリアとイエスとの会話になりました。とにかく,多分ようこそ復活してくださいましたというようなことだと思いました。

semana santa3


沿道で見ている人も一緒に歌っていたし,最後には十字を切っていく人が多かったです。結構若い人・若い子も行列を見たりしていて,こういうときにキリスト教が暮らしの中にあることを発見します。でも,普段は十字を切る人はあまり見ないし…。日本でもいざというとき神社に行ったり寺にいって拝んだりするのと似ているのか…わかりません。若い人は,ミサに行く人は少ないと聞きますが,やっぱりキリスト教はいろいろと生活に深く入っているのではないかと思います。

こういうのは,やっぱり見ているほうも神妙になるものです。


さて,11月に入りました。 スペインではこの前の日曜日にサマータイムが終わり,時計の針を1時間戻しました。 これによって日本との時差は8時間になります。 そして,今日11月1日は,「諸聖人の日」で祝日でした。 アメリカでは,10月31日は「ハローウィン」。ハローウィンは,聖人や殉教者を記念する「諸聖人の日」の前夜=「イブ」とのこと。Hallow Eveが訛ってHalloweenになったのだそうです。 今日は明日の授業の準備などをして一日過ごしました。

7月以来日記も書かず…3ヶ月ぶりのご無沙汰です…。


■8月ダイジェスト■


7月末から8月頭にかけて,スペイン国内を旅行。
マドリード→バルセロナ→トレモリノス→グラナダ→コルドバ→マドリード。スペイン中央にあるマドリードから東→南と回った旅。バルセロナは何度も訪れたい街。一度だけでは見きれない。グラナダのアルハンブラ宮殿は荘厳で美しかった。言葉では表しきれないくらい。


barcelona4 ←バルセロナ:カタルーニャ美術館からの眺め。市内を一望。

barcelona2 ←バルセロナ:グエル公園。

barcelona3 ←バルセロナ:世界遺産のカザ・ミラ。普通の住居で,今も人が住んでいます。

barcelona1 ←バルセロナ:サグラダ・ファミリア。「桜田」ではありません。笑。「聖家族」の意味。


granada3 granada2 granada1

↑グラナダ・アルハンブラ宮殿。荘厳な装飾といたるところに流れる水。乾燥した土地で水が絶えず流れているのはとんでもない贅沢です。


cordoba コルドバ。メスキータという,アラビア支配時代の寺院。不思議な雰囲気の薄暗さ

8月10日に日本へロンドン経由で戻る。その1日後,ロンドンはテロ未遂事件で大混乱。危機一髪。


8月16日・17日と家族で那須方面へ旅行。雨が降ったりで天気はあまり良くなかったけれど,久しぶりの家族水入らずでの旅行。今振り返ると,やっぱり心休まるひと時でした。

夏の日本 白河近くの田園風景。


8月29日,慌しい滞在もあっという間に終わって,スペインへ戻る。滞在中はほとんどが友だちと会うことに費やされた。あとは実家でのんびりと…。親孝行になっただろうか。1年前の心細さはないものの,やっぱり一抹の寂しさ。



■9月ダイジェスト■


9月3日~10日まで,ポルトガルへ。8日まではポルトガルの北部にある「ブラガ」という街へ。方言学の国際学会に出席する。日本からも指導教官含め10数名の方が来葡。ブラガは小さい街だったけれど,そのため,街中は移動しやすく,滞在はなかなか良かった。街の雰囲気はスペインと似ているし,言葉もスペイン語を話して大体通じるが,相手のポルトガル語が分かりにくく,なんとなく微妙にストレス。学会での発表もなんとかうまくいく。


braga1 ブラガの中心の広場。市民の憩いの場

braga2 発表の様子


スペインへ戻る前に,ポルトガルの首都・リスボンで2泊する。リスボンの民謡「ファド」を聞いたり,坂の多い街をあちこち歩いたり。「外国」旅行というのは久しぶりの感じでした。スペインよりももっとのんびりした感じのポルトガル。また来てみたい。


lisbon3 リスボン市内を見渡す高台から。マリア様の像と教会が街を見下ろしています。

lisbon2 リスボンの西にあるロカ岬。ヨーロッパで最も西に位置する場所です。

lisbon1 ファドという民謡を聞かせるレストランにて。洞窟状のレストランで。


9月14日~17日まで,オーストリアへ。首都ウィーンで,ヨーロッパ日本語教師会のシンポジウムへ行く。ここでは自分は発表しなかったものの,日本語教師の方々,日本からの先生がたに会うことができるので,参加。スペインやポルトガルとは違って,整然とした街並に大きな建物がドーンと建ちならび,ゆったりした街路・のんびりとした雰囲気。よい街でした。


viena1 ウィーン市内

viena2 ホテル・ザッハー。ザッハートルテというチョコケーキが有名。日本人だらけ!


9月22日,以前6月に録音に参加した映画"La Maquina de bailar"が公開される。"La Maquina de bailar"とは,日本語でいえば「踊る機械」。ゲームセンターなどにある「ダンスダンスレボリューション」(DDR)のこと。映画はまだ見に行っていないが,どんな風になっているのか…楽しみ。映画好きな方?がブログで僕が録音に参加したことを紹介していました!びっくり!

http://app.blog.livedoor.jp/parumo_zaeega/tb.cgi/50257442

bailar


9月末から,新学期・新学年がスタート。キャンパスはまだ初々しい雰囲気。夏が終わってしまった寂しさと,新たなスタートの清清しさと。


■10月ダイジェスト■


10月は授業が淡々と進み…。12月に行われる日本語の公的試験の準備もあるので,比較的忙しく。中旬くらいからは気候が急に秋らしくなる。明け方は8時半くらいまで暗く,寒い。日が落ちるのも早くなった。もうすぐサマータイムが終わって,時計を1時間戻す。


ここ1週間ほどは雨続き。マドリードに長く住む人も珍しがるくらいの,シトシト降る雨。今週の金曜日まではこんな感じらしい。水不足は解消されるけれど,マドリードらしいカラっとした気候が恋しい。

16日日曜日:
マドリード日本人学校の校庭で日本人会主催の盆踊り大会。知り合いの人に頼まれて,急遽ボランティアとして食券売りの仕事をしに行きました。


19時半から開始とのことだったのだが,準備等?のため18時に集合。こちらの18時はまだまだ日も高く暑い時間帯…。学校は郊外の住宅街の中にあるため,マドリード中心部からはバス。そのバスが日曜日のため本数が1時間に一本…。急いで着いてみると,準備の人もまばら。なぁんだ。もっと遅く来ればよかった…爆。この辺が日本人の集まりでも「スペイン流」なんです。


19時過ぎからはスペイン人・日本人ともに来場者が増えてきて,食券販売開始。1ユーロで1ポイントの食券を購入し,買う食べ物・飲み物に応じて2ポイント,3ポイントと券を利用する。


次から次へとスペイン語の数字が繰り返し浴びせかけられて,ほんと,いい練習になりました。スペイン人の次は日本人,その次はまたスペイン人…みたいな切り替えのいい練習にも…ぐったり…。


祭り自体は日本人の子ども達による「ハム太郎」のお遊戯披露や,ジャンケン大会,スペイン人(インディーズ?)歌手の演奏などがあり,まさに「祭り」。スペイン人にもちょうど良いイベントのようでした。

盆踊り(ジャンケンゲーム)


もちろん盆踊りとして,「月が~出た出たぁ~♪」(炭坑節)や,葛飾音頭,東京音頭,そしてなんとマドリード音頭までありました。ほんと日本人ってどこにでも「~音頭」って作るんですねぇ…。


やぐらの周りの一周では練習をした日本人が浴衣を着て踊り,その外側の一周では内側の日本人を見よう見まねで踊るスペイン人。踊り好きなスペイン人だけあって,2時間ほどの間,ずーっと踊っていました。

盆踊り(踊りの輪)


金魚すくいやヨーヨーすくい,スーパーボールすくいなどもあって,ちょっと懐かしいマドリードの夏の一夜。

盆踊り(金魚すくい)