東村アキコ『ママはテンパリスト』。
超人気育児エッセイマンガです。
以前住んでいた家族寮で、当時二歳の男の子のママさんに「読んだことある?」と聞かれました。
私が「人気のマンガらしいですね~、この前情報番組で紹介されてたんで内容は知ってるんですけど、読んでないです。」と答えると
「そう。…あのね。あのマンガ、すごく面白いんだ。でも、描かれてること、ほんとに『本当』なんだよ。
子育て中のひと以外はおもしろおかしく誇張してるとか思って読んでるかもしれないけど、
私は今ほんとにあんな毎日を送ってるんだよ~…男の子育てるって毎日笑えて、怒って、驚いてたいへん。…疲れる~。」
私はその時妊娠七ヶ月くらいで、もう性別は男の子ってわかっていたので、俄然興味がわきました。
実際読んだのは産後、坊ちゃん五ヶ月のときでしたかね…。
『テンパリスト』は、東村さんのお子様「ごっちゃん」が二歳の頃のエピソードから始まるので、初読の私の感想は
「二歳の男の子ってたいへんだぁ。今は転がってるだけのうちの坊ちゃんもこんな風になっちゃうんだ!」(笑)
そして今。坊ちゃんは着々とごっちゃん化しつつあります。
やっぱり歩けるようになって、言葉はまだ出ないまでも、自己主張が激しくなってくるとねぇ…
面白エピソードは満載ですよ。あぁ私に東村さんのような画才があれば。いやせめてもうちょっと文才があれば!…皆さんに多いに笑って頂けるんですが。
このマンガに感謝しなくちゃいけないことがひとつ。
私に「卒乳」に対しての危機感をもたせてくれたこと。ごっちゃんはかなりの「おっぱい好き」なんですよ。
しかも。東村さんいわく、「二歳を超えたあたりから完全に『エロいもの』と認識されておるようなのです」
ごっちゃんのおっぱいに対する執着は並ではなく、東村さんの様々な卒乳作戦も成功せず…
あぁなんて大変そう。男の子のおっぱい好きはヤバい。下手に知恵つく前に卒乳せねば!!
って、痛切に思いました(笑)。
うちの坊ちゃんは離乳食を全然食べなかったし、哺乳瓶も受け付けてくれなかったので母乳頼みの日々が続いちゃったけど、つい先日、ぎりぎり一歳半で卒乳。彼の中で、まだおっぱいは「食料」以上のものになってはいなかったようで、覚悟していたよりはすんなり卒業してくれました。
ヨカッタヨカッタ。