集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者らが国に損害賠償を求めた集団訴訟のうち、鳥取訴訟の口頭弁論が19日、鳥取地裁(朝日貴浩裁判長)で開かれた。これまでに札幌、福岡両地裁で和解協議入りしているが、この日の弁論では、和解を促す話し合いはなかった。次回期日は9月8日。
 弁論後に記者会見した弁護団の高橋敬幸弁護士は「札幌地裁の和解協議の状況を踏まえて、次回は和解に踏み出してもらうよう裁判所に働き掛けたい」と述べた。
 鳥取訴訟は患者や遺族ら10人が参加。原告の男性1人が、昨年6月に死亡しており、弁護団は早期解決を求めている。 

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