予習中

込み合った電車内で古今和歌集を味わう毎日ですが、

「近々オースティン好きな方々とオースティン・ナイトをしましょう」とお誘いがあり、ジェイン・オースティン作品も大急ぎで読み返しております。

最近日本では長らく幻の作品といわれた『ノーザンガー・アビー』も新訳が発売されて、すっごい面白いと思っていたところなのでタイムリーでした。

ちなみに『ノーザンガー・アビー』は、ホラー小説と妄想が大好きなふつうの少女の初恋を描いています甘酸っぱさが炸裂しつつも、オースティンらしい辛口な味わいもある。
当時の小説には、主人公の薄幸な美女が、超ドラマティックな展開で素晴らしい貴公子に愛されるというセオリーがあったが、本作はそのアンチを狙ったと作品中作者本人が解説するめずらしい作品。
80年代の少女マンガ（『キャンディ・キャンディ』のような）の原型のように思えてたのしかった～

映画『ジェーン・オースティンの読書会』という映画では、オースティン作品は、「人生最高の解毒剤」と称されています。

興味ある方はぜひ読んでみてください～

高慢と偏見上ちくま文庫お 42-1/ジェインオースティン