第36回明治神宮野球大会の決勝戦。
注目の駒大苫小牧(北海道)が関西(中国・岡山)を5-0で下し優勝した。
いったいどこまで強いのか。
昨年夏の甲子園大会で優勝し、
北の大地に初めて優勝旗をもたらした駒大苫小牧高校。
今年の夏も
あの松坂の横浜高校でさえ出来なかった夏の甲子園ニ連覇を成し遂げ、
世間をあっと言わせた。
しかし、それだけでは終わらなかったのだ。
その後の岡山国体でも優勝し「二冠」
そしてついに、秋の明治神宮大会まで制してしまい、
ディープインパクトもびっくりの「三冠」達成だ。
夏の選手権北海道大会から数えると
これで公式戦なんと29連勝である。
3年生が抜けて新チームに交代しながらの29連勝だけに立派というしかない。
これだけの「不敗神話」を持つチームといえば
野球漫画「どかべん」の明訓高校を思い出してしまうのだが
さすがにこうなると、全国高校野球ファンの目は
「駒大苫小牧を止めるのはどこか」
ということになってくる。
この時点でもう明訓高校そのものだ。
夏の甲子園大会優勝の直後の不祥事で揺れた時期もあったが
今、新チームは監督以下、一枚岩となって高校球界のトップを死守している。
今回の神宮大会優勝の結果
来年春の選抜大会では
北海道地区の出場枠が一つ増え2校となることが確定した。
長いトンネルの続く北海道経済にも好影響となるだろう。