~これまでの経緯など~2 | ★小細胞肺癌の父と家族の物語★

★小細胞肺癌の父と家族の物語★

2013年5月に小細胞肺癌(Ⅲb)と診断され、その後脳転移、そして2014年6月には、骨転移と癌性髄膜炎にもなり、同年8月7日父自身の誕生日が命日となりました。最悪な状況の中でも、最期まで前向きに諦めなかった父と、その家族の日々の出来事などを綴っていきます。

★2013年6月11日・・・今までの3回分の、レントゲン撮影の画像を見比べての説明。

だいぶ腫瘍が小さくなって、モヤがかった影もほとんど消えている。

どうやらこの抗がん剤が、父の体に合ったという事ですごく嬉しかった。

咳の回数もだいぶ減った。



★2013年6月14日・・・白血球の数値が下がって、感染症になるといけないので、皮下注射を3日間する。

口の中がまずいという副作用は出ているが、食欲が減少したり吐いたり、他の副作用は今の所出てない。



★2013年6月16日・・・抗がん剤の影響で一気に髪が抜け始める。

更に大部屋のせいか、他の人の事ばかりを気にするようになり、ストレスが溜まって愚痴も出てしまう。

これ以降は治療に専念する為、部屋が空いてないとかでない以外は、個室をお願いするようになる。




★2013年6月17日・・・髪が抜けるので思い切って、病院内にある美容室で坊主頭にしてもらう。

子供の頃以来の坊主らしい叫び

看護師さん達にも、似合うと言われて上機嫌な父♪

なかなか似合ってるビックリマークそして私の子供の頃の記憶にある、お爺ちゃんにソックリだなと思った。



★2013年6月24日・・・放射線治療開始。

放射線と抗がん剤の、2つの治療を頑張ってる父の体への負担が心配。食事も今まで好きだった物が、食べられなくなってしまった物もあった。

どうやら味覚障害らしい。



★2013年7月2日・・・声がれがまだ治らないので、放射線科の先生に勧められて、耳鼻科で細胞検査をした所、異常なしとの結果に、少しマイナス思考になってしまった父も、また前向きな気持ちへと変わる。



★2013年8月9日・・・白血球の数値が低いので、3日間の皮下注射

外泊の予定が中止になり、父ガッカリ。

味覚障害が少し良くなったようで、『味を感じられるようになった』と喜ぶ父。


なんと!!子供の頃からたばこの影響なのか、ずっと青黒かった父の唇がピンク色になったにひひ


爪の色もいい色になっててビックリ!!

病気になって、大好きだったたばこを止めたからなのかは分からず。

でも嬉しい♪



★2013年8月23日・・・抗がん剤1セット無事に終了チョキ

ここまでよく耐えて頑張ってくれました。

髪が抜けるのと時々の便秘、味覚障害以外はほとんど副作用がなかったので、先生も驚いていた。



★2013年9月12日・・・数値があまり良くないため先延ばしにされてたが、今後の脳転移を防ぐため、予防的に【全脳照射】をやることで話が決まった。


抗がん剤の影響で、少し精神不安定な父に治療について、

『完治はしない』

『腫瘍が大きくなったら抗がん剤のくり返し』

と正直に答えた先生に、父はショックを受けてしまった。


『ダメだとしても頑張る前向きの目標が欲しい』

と言う父。言葉って本当に伝えるのが難しいと思う。


【全脳照射】ネットで調べたら、1度やってしまえばもう2度と出来ないとある。

 

脳が壊死してしまうらしい。


なぜか不安で不安で仕方なかった。



父は何でも出来る治療はやりたいと言って、いつも前向きにチャレンジをする。


父はいつもこう言う

『やらなくて後悔するのなら、何でもやれることはやって、それでダメだったと言われても後悔はしない』

 


~3へ続く~




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