【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
核燃料輸送中タイヤに異常 無理な積み荷と監視団体


東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町)に核燃料を搬送していた日立物流のトラックが2日夜、宮城県大和町の東北自動車道鶴巣サービスエリアでタイヤに異常が見つかり、タイヤを交換するトラブルがあったことが、3日分かった。

搬送を監視した女川原発訴訟支援連絡会議は「無理な積み荷をしていた可能性がある。走行中のパンクは大事故につながりかねない」と指摘、東北電力に事実確認と安全管理の徹底の申し入れを行う。
日立物流は「タイヤ交換したのは事実だが、安全上特に問題はなかった」としている。

2日は日立物流と別の運送会社一社が大型トラック計18台で、来年春に試運転を開始する女川原発3号機の燃料集合体計216体を、神奈川県横須賀市の核燃料加工会社から初めて搬送。午後8時45分ごろ、休憩した際の点検で右後輪に異常が見つかったという。
同連絡会議は、日立物流の別のトラックが女川町内で、高さ制限の標識に積み荷上部を接触させたのを見たとも指摘したが、日立物流は「接触の事実はない」としている。

(共同通信 2000/10/03)



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1.核燃料輸送車の危険性

 日本は狭い国土に原発や核施設が多数存在します。そのため核燃料や使用済みの核燃料が高速道や一般道を使って、ひんぱんに輸送されています。そして核燃料輸送車の荷台は、近寄れば放射線測定器の針が振り切れるほど強い放射線を出しています。したがって高速道路のパーキングエリアなどで、核燃料輸送車の隣に駐車するのを避けるのはもちろんでが、核燃料輸送車の前後左右をいっしょに走らないよう気をつけます。特に後は事故に巻き込まれる危険性が高いので絶対避けます。