2020年度映画感想、その②
映画館での鑑賞再開は、6月から。


”デッド・ドント・ダイ”

ジム・ジャームッシュによる、ゆる~~~いゾンビ映画。
今への風刺を交えつつ、緊張感は無いけどグロさはある作品でした。
アダム・ドライバーが最後までアダム・ドライバーだった。
ティルダ様に日本刀、わかっていらっしゃる。


”ハリエット”

奴隷解放運動家の女性、ハリエット・タブマンの伝記映画。
この映画で、初めて知りました。
こんな小説みたな人が、実在したんだという…
少しスピリチュアルなとこがあるので、そこをどう評価するかで意見は別れるかも。
複雑な思いを抱えたまま、彼女を追う奴隷主を演じたジョー・アルウィンが印象に残る。
アカデミー賞にもノミネートされた歌も良かった。


”風の谷のナウシカ”

確か見た後に簡単に感想書いた気がするし、もう今さらですよね。


”カセットテープ・ダイアリーズ”

実話ベースの、とてもいい作品でした。
移民への差別と偏見、父親からの抑圧。
鬱屈した少年の心に響く、スプリングスティーンの歌。
この作品で、初めてまともにスプリングスティーンを聞いた気がする。
唐突に始まるミュージカルも楽しかったし、主人公を取り巻く人々も良かった。
教師訳で、ヘイリー・アトウェル出てます(とてもいい先生)


”パブリック 図書館の奇跡”

エミリオ・エステヴェスが、監督・脚本・制作・主演を務めた作品。
これも良い作品でした。
完成まで11年かかったそうですが、却っていい時期に公開となったのではないかな。
ホームレスに対する、公共施設の役割。
作中で答えや解決策が提示された訳では無いけれど、問題提起としては良かったのでは。
アレック・ボールドウィンにクリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライトと、共演者も良かったです。


”はたらく細胞!!”

今月から始まる、アニメ第2期の中のエピソードを先に劇場版として公開したもの。
安定の面白さ。
序盤のインフルエンザの解説の件、コロナを理解する上でも良かった。


”ミッドウェイ”

ローランド・エメリッヒ監督による、パールハーバーからミッドウェイ海戦までを描いた作品。
日米、どちらのに対しても、誠意と敬意を感じられる良い作品でした。
細かいところは、まぁエメリッヒさんだし…
あれだけのVFXを使って、インディーズ作品というのが信じられない。
豊川さんの山本五十六も新鮮だったし、浅野さんの山口少将も良かった。
中国資本が入っている割には、そこまで忖度した内容でも無かったかと。


”TENET テネット”

2回見ても理解は出来なかったけど、面白かったです。
ストーリー自体は、難しい訳でもないし。
時間に関する難しい話は、ふんわりと。
(基本ノーラン監督のSFは、”考えるな、感じろ”で観る事にしている)
ケネスの、ロシア語訛りの英語をまた聴けたのも嬉しかったし、デビッキさんの美しい事。
ロバート・パティンソン、これまで苦手な俳優さんでしたが、この作品で印象変りました。