pH調整剤 | ギモンの科学(仮題)

pH調整剤

今日はpH調整剤

pH調整剤は、食品のpH(ピーエッチまたはペーハー)を
調整することで、食品の腐敗や変色を防いだり、
保存料などの効果を上げたりできます。

一括表示が認められていて、
表示だけでは何が使われているか分かりません。

では、実際はどんなものが使われているかと言うと、
酢酸、リンゴ酸などの有機酸やその塩、リン酸などとその塩になります。
あれ、どこかで同じようなものがあったような…

実は、pH調整剤は、酸味料 とかぶっています。
効果も、使われているものもほとんど同じです。
名称が違う理由は、添加する目的が違うからです。
酸味料 は食品に酸味をつけるため、
pH調整剤はpHを調整するために添加されます。
中身の詳しいことは、酸味料 で確認してください。

中身はさておき、pH調整剤は、
pH調整剤と言う分かりにくい名称とは裏腹に、
安全と思われる酸味料 よりさらに安全と言えます。
pH調整剤として加えられる添加物の量が、
酸味料 として加えられる添加物の量より明らかに少ないからです。
もし逆であれば、食品に酸味が付いてしまい、
結果的にpH調整剤として表示ができなくなりますから。

まとめます。、
pH調整剤は、安全な酸味料 よりさらに気にすることはないです。
名称に惑わされることなくいきましょう。
人を外見だけでは判断できない。添加物もしかりです。