まずこれを読んで次のニュースを見るとどう感じるか?


偽計業務妨害罪とは?

虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の業務を妨害すること

直接的、有形的な方法で人の業務を妨害する行為を処罰する


業務

人が社会生活上占める一定の地位に基づいて営む活動一般を指し、業務上過失致死罪の業務のような限定はない。営業など経済的活動だけでなく、宗教儀式など宗教的活動も含まれる。

公務が業務に含まれるかどうか問題になるが、公務が権力的公務非権力的公務で区別し、前者については自力執行力があるから業務妨害罪で保護する理由が無いので業務に含まれるのは後者のみとする見解が有力である。判例も旧国鉄の事業や県議会の委員会を威力で妨害した事案につき、威力業務妨害罪の成立を肯定する(最大判昭和41年11月30日刑集20巻9号1076頁、最決昭和62年03月12日刑集41巻2号140頁)。公職選挙法上の選挙長の立候補届出受理事務についても、同様に業務性を肯定する (最決平成12年2月17日刑集54-2-38)。                                                    wikiより

                                                           

業務や妨害のあり方が警察による独断の判断で解釈されるとなるとどうなるだろうか


無論一般企業がこのようなことで脅されたうえに業務を妨害されたとなるとこの罪状は効力を発揮すると思う

しかし、このニュースによると(このニュースのみで100%判断できるものではないのだが・・・・)妨害されたといわれるのが警察だと読めるのだがどうだろうか?


警察の仕事っていったい何?


犯行予告や犯罪が眼の前にある場合、警察がやらなければならないことはそこで起こっている犯罪を未然に防ぐ事若しくは速やかに犯行を止める事が職務だと思う


しかし、このニュースの場合どうなるか

はっきりと警戒を強化させるなど池袋署の業務を妨害した疑いと 書かれている。

という事は警察が市民のため犯行を未然に防ぐための行為というのは業務の妨害なのだから、本来は業務と見てはいないということなのだろう


ならば日頃、悪質な職務質問とやらを一般通行人におこなっている警察官は一般人の業務を妨害している事になるのではないか。

しかし、我々がこの事でたとえ訴えたとしても聞く耳をもたれないのは明らかだ

そして警察官の業務というものがうやむやにされ警察官の勝手な判断で犯罪が作られていくということになりかねない


その観点により警察はこの秋葉原の事件により二つの点で誤りを犯している

一つは掲示板への書き込み

この事件がおこなわれる以前にも同じような事を掲示板に書き込み逮捕されてきた事実があり、その多くは悪戯や嫌がらせという一歩前段階であり本来なら逮捕、起訴などされるものではない事だった。なのに警察が安易に介入する事により掲示板に書き込めば未然に捕まえてくれると考えるバカが出てきた。

二つ異常な職務質問

秋葉原だけでなく多くの大都市では警察による無謀な職質が行われている。

秋葉原のこの犯人はその職質に引っかかる可能性が犯行前の行動によりおおいにあったはず、なのに警察は職質の対象にもしなかった

そして、悲惨な惨劇は行われてしまった。


さて、本当に警察には一切責任はないのだろうか、そして本来警察の上に立つべき住民や国民はマスコミや警察が発表する犯罪対策にむやみに賛成してよいのだろうか


これは各々が考えることであり人に押し付ける事ではないが現時点のこの国に生活している一市民の立場から言えばここ数年によりこの国は住みにくい世の中になったということをしみじみと感じてしまう





殺人予告書き込み男逮捕「秋葉原事件のニュース見てやった

6月16日13時41分配信 産経新聞


 インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「池袋行って100人ぶっ殺す」などと書き込んだとして、警視庁池袋署は偽計業務妨害の疑いで、静岡県浜松市南区、無職、鈴木陽容疑者(29)を逮捕した。「秋葉原の事件のニュースを見て、自分も世間を騒がせたかった。気がむしゃくしゃして、いたずらでやった」と供述。実際に犯行準備はしておらず、反省した様子を見せているという。

 調べでは、鈴木容疑者は9日午前7時10分ごろ、自宅のパソコンから、殺人予告をした上で「もうすべてが嫌になった おれもやる」などと書き込み、警戒を強化させるなど池袋署の業務を妨害した疑い

 鈴木容疑者はアルバイトを転々としていたが、昨年10月からは仕事に就かず、自宅でゲームやインターネットをしていたという。