先日 ご紹介した、「残念な黒田一族」の反響が大きかったので、


今日は、その第二弾を書くことにした。


残念な黒田兄弟の登校編である。


これは、僕と黒田兄が小学校5年生のときの話です。

(ちなみに黒田弟は、2歳年下の3年生の時です)




僕らが通っていた小学校では、


毎朝の登校は、分団登校を行っていた。


土曜日の下校も一斉下校で、同じ分団で下校した。



僕の入っていた分団は、西3班という名前で、


この班に6年生がいない為、5年生の僕が班長をしていた。


残念な黒田兄弟も同じ西3班で登下校していた。


西3班は、全員で7名。


僕と、4年生が2人、2年生が2人、それと残念な黒田兄弟である。





残念な黒田家は、少しみんなの家々よりも遠かったのだが、


登下校のルートが同じだったため、西3班に入っていたのだ。






まあ、この登下校中にも、残念な黒田兄弟は、いろいろとやらかしてくれた。






西3班の集合場所は、近所の住人がよく利用した


スーパーの前に7時50分に集合だった。


このスーパーは、開店が9時からなので、


店の迷惑にもならず、広いスペースがあったため、


集合場所には絶好の場所であった。





集合場所に集まるのが、決まって遅いのが、残念な黒田兄弟である。


他の5人が集合しているところへ、いつも決まってダッシュでやってくる。



このダッシュも、みんなに申し訳ない気持ちから走ってくるならば


可愛げもあるが、そうではない。





この兄弟には、決まって毎日行う儀式があり、


その儀式を行うために、


兄は弟に負けじと、弟は兄に負けじと、


集合場所の100mくらい手前からダッシュでやってくるのだ。






その儀式とは、





スーパーの前にある、自動販売機6台(ジュース5台+1台)の


つり銭口に指を突っ込んで、つり銭の確認をするのだ。


毎日である。


早く着いた方がより多くの自販機に指を突っ込めるため、


毎日、デッドヒートでやってくる。


他の5人は、この儀式を、冷ややかな目で眺めているのだ。






これでも、彼らの行動は、おとなしくなったほうである。


残念な黒田兄が4年生、残念な弟が2年生の時には、









なんとこの兄弟、家から分団の集合場所までの順路で、


ヤクルトを契約している全家庭の、全ヤクルト


すべて飲みつくして、


集合場所に「ゲップ」しながら現れた事もあった。








兄弟2人とも、ヤクルトを飲みすぎて、


目を真っ赤充血させていた。




まさにその姿は、イナゴの大量発生状態である。









黒田兄弟の通ったあとには、ぺんぺん草1本生えていないのだ。









話を僕らが5年生の頃に戻そう。




ある日、分団の2年生が、給食袋を忘れて、


家に取りに戻ったため、残念な黒田兄弟が、


集合のビリにならなかった事があった。








手持ち無沙汰の残念な黒田兄は、


スーパーに出店している薬局の前に立っている、



         こいつ


          ↓


          ↓  ※画像は、北斗晶さんのブログより拝借しました。


          ↓



作詞家 KEN の ブログ

ケロヨンの図

(実際には、もう少し大きい) 





ケロヨン人形の頭をはずして、

(首の部分に太いバネが入っており、ビヨーーーん と揺れるのだ。)


自分でかぶり始めた。




なんとも残念な人間に見られる、残念な行動である。




それを見ていた残念な弟も、



「僕もかぶりたーーーい」と言って、兄からケロヨンを剥ぎ取ろうとする。



残念な兄は、いっこうに譲る様子もない。



どうしてもかぶりたいと、駄々をこねる残念な弟。



ひとしきりそんなやり取りがあり、


あきらめたかに見えた残念な弟が次にとった行動は、







となりにあったコイツ


      ↓



      ↓   ※画像は、パーセラさんのホームページより拝借。



      ↓



作詞家 KEN の ブログ

サトちゃんの図


はい、弟、サトちゃんの首を外し始めましたヨ。



はずした首をかぶっちゃいました。






残念な兄:ケロヨン


残念な弟:サトちゃん




そろいもそろって、残念な兄弟








さらに話はこれで終わらない。





残念な兄、これで学校に登校すると言い出したのだ。



もともと、かぶるように作られていないため、目が見えない。


仮面のしたから、こもった声で、4年生の分団員に、




「ケロヨンだよーーーん、僕の手を引っ張って、


 学校までつれていくんだよーーん」とかいっているのだ。



続けざまに、残念な弟も、



「サトちゃんだよーーん、僕の手を引っ張って、


 学校までつれていくんだよーーん」と今度は2年生に。





残念な兄弟は、本当に学校まで、残念な登校をした。






校門の前には、「あいさつ運動」をしている当番の先生が立っていた。






何だ、おまえら! 黒田だろ!!






こんな残念な行動をするのが誰なのか、先生もお見通しである。




「西3班の班長はだれだ?」と先生。


「はい、僕です」と僕。 とんだとばっちりである。




残念な黒田兄弟と僕、教室には行かず、そのまま職員室へ。






僕ら3人と先生は、9時になるのを待って、


スーパーの薬局へ謝罪に訪問。。。。。





先生、必死に謝ってます。





薬局の店主は、子どものいたずらですから、


もう結構ですよ。と寛大な主人だ。




「もう少しで、帰れるな」とそう思っていた僕。




すると、その場の空気を読めない、残念な弟が、


反省ゼロの様子まるだしで、 突然!





パーーーーーン





と大きな音を立てた。




残念な弟は、説教も聴かず、


足元にあった コイツ


   ↓


   ↓


   ↓



作詞家 KEN の ブログ
ガチャガチャのカプセルの図




コイツを思い切り踏み潰した。






店主、突然の大きな音に「びくっ!」ってしてた。




再度、先生は店主に謝罪を再開し、


僕らへの説教も再開した。




もう少しで帰れるところだったに。。。○| ̄|_






先生:「お前たち、反省してるのか!!」





といいながら、先生、今度は黒田兄のほうを振り返ると、






先生:( ̄□ ̄;)!!










残念な兄は、なんと!!





薬局においてある自動販売機のつり銭口に


指突っ込んでました。






さっしのいい読者の方は、もうお解かりかと。。。。。







残念な兄の指が突っ込まれていた自動販売機は、








オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト

正しい家族計画のための自動販売機でした。

オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト オカモト






何たる残念