6月24日の桂離宮の件ですが、情報は米田良三氏が作成した資料を基にしております。
氏は太宰府の住宅地図に「桂別業図」のコピーを貼り付けているのですが、それがぴったり地形にマッチしています。
「桂別業図」では建物群の配列は現在の桂離宮とほとんど同じなのですが、池のサイズ・形状が全く異なり、倭国時代の桂殿を表していると考えて間違いないと思われます。
京都桂離宮の建物の計測値を豪華写真集の中にある図面で見ると、1間は曲尺で6.5尺ということになりますが、ィ尺(倭国時代の物差し)では7尺に相当します。
畳のサイズという点で見ると6.5×3.25(曲尺)より7.0×3.5(倭尺)の方が素直な寸法です。
若干説得力に欠けるかもしれませんが、これら二つの点で移築説に軍配が上がると思います。
材木のC14を調べると確実でしょう。