立憲民主党の勝利を「人民の勝利」とすると、立民以外の支持者は?

 

自分たち立憲民主党を支持する人民の勝利だとすると、立憲民主党を支持しない国民は敵であり、そんな連中の人権や主張など知ったことか!という思想ということでしょ!

 

 

 

ほら!、この人たちの言う「人権を守れ!」、「命は大切!」などという言葉は、「自分たち立憲民主党を支持する人たちの」という限定的、差別的なものだとわかる。

 

こんな思想で政権を握られては、立憲民主党に従わない国民は蔑ろにされる。

 

民主主義をはき違えた危険な思想だ。

 

選挙における当選、落選は石垣氏の言う「人民」と相対するものとの勝敗ではない。

 

投票に応じた人の中で立憲民主党候補者に票を投じた人が多かったということ。

 

ここ重要!「投票に応じた人の中で」

 

 

 

東京15区を例にすると・・・

 

石垣氏の言う「人民」とは、有権者数430,285人中、酒井氏に投票した49,476人ということになるのだろう。

 

では、それ以外の人たちは何なのだろう?、普通に国民?

 

だったら、私は国民がいい!

 

 

それに、「人民の勝利」と浮かれているが、現実は430,285人中、49,476人から支持されたに過ぎない。

 

東京15区の全有権者のうち1割ちょっとが支持した状態で、9割弱は支持していない。

 

それなのに、「人民の勝利」などと、他党支持者を蔑ろにするかのような主張をして、9割弱の38万人を敵にしていいのか?

 

 

 

自民党の世襲を批判しておいて世襲候補者を立てた島根1区においても、島根1区の全有権者のうち3割ちょっとが支持した状態で7割弱は支持していない。

 

 

 

 

自民党の世襲を批判しておいて世襲候補者を立てた長崎3区においても、長崎3区の全有権者のうち2割ちょっとが支持した状態で8割弱は支持していない。

 

 

 

 

これらを「人民の勝利」などと表現してしまうと、東京15区の9割弱、島根1区の7割弱、長崎3区の8割弱の有権者を「敗者」、「人民の敵」と表現しているに等しくなる。

 

やはり、「自分たち立憲民主党を支持する人たちの権利、財産、命は守りますよ、支持しない人たちのことは知らん、敵だから。」という思考回路なのだと受け取れる。

 

 

 

ま!、東京15区での1割ちょっとの支持、島根1区での3割ちょっとの支持、長崎3区での2割ちょっとの支持を「人民の勝利」として喜んでいればいい。

 

かつて、30%前後の政党支持率を得て民主党政権となったが、僅か3年で終了した事実を忘れていればいい。

 

30%の政党支持率があっても3年でひっくり返る。

 

やはり、続けることが重要であり、大変なことなのだということ。

 

一時の低投票率での勝利を「人民の勝利」などと言っているようでは・・・現実が見えていない。

 

現実さえも見えていない者に将来など見えるわけもなく、当然、日本の将来を任せるわけにはいかない。

 

 

 

と、私個人が勝手にそう思っているだけなので、石垣氏など立憲民主党は「人民の勝利」として喜び浮かれていてください。