SAPとエリクソン、M2M事業で協業――クラウドベースの製品/サービスを共同販売
Computerworld 2月26日(火)12時20分配信
スウェーデンEricssonとドイツSAPは2月25日、M2M(Machine-to-Machine)事業で協業すると発表した。今後は、世界各国の通信事業者を通じて、クラウドベースのM2M製品/サービスを企業向けに共同販売/提供していく。
M2M市場は非常に細分化が進んでおり、参入が難しい状況となっている。そのため、通信事業者、通信設備ベンダー、エンタープライズ・ベンダーが手を組み、複雑な製品/サービス構成を統合化して提供している。
今回の協業により、通信事業者らは、SAPの「SAP HANA」プラットフォームと、Ericssonの「Device Connection Platform & Service Enablement」プラットフォームを組み合わせた、クラウドベースのM2Mサービスを企業に提供することが容易になる。製品構成については、両社と通信事業者との間ですでに話し合いが進んでいる。しかしながら、サービスの提供時期や費用などの詳細は明らかにされていない。
Ericssonのプラットフォームは3UK、Megafon、Swisscom、TeliaSoneraといった通信事業者で利用されている。
M2Mサービスをクラウド化することにより、企業は導入費用を抑え、早期に商品を市場に投入することが可能になる、と共同声明は述べている。
(Mikael Rickn?s/IDG News Serviceロンドン支局)