電子書籍界の黒船「Kindle」とは?(前編) | うの_テクノロなニュース

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 「電子書籍界の黒船」などと形容される、米Amazon.comの電子書籍サービス「Kindle」。国内でサービスインするといううわさは何年も前から出ていたが、先日ようやく同社のジェフ・ベゾスCEOから、日本での電子書籍事業の開始について年内に発表するとの発言が報じられた。電子書籍ストアの大本命として、サービス開始を待ち焦がれている人も多いことだろう。

 大々的に「黒船」と書き立てられるKindleだが、ほかの電子書籍サービスと比べてどのような優位性があるのか、正しく理解している人は少ないだろう。出版業界はもちろん、電子書籍の業界に足を突っ込んでいる筆者でも、その全貌を理解するのは困難なので、読者たるユーザーからしてみるとなおさら意味不明に違いない。「何だかよく分からないがとにかくすごいらしい」という印象が先行しているというのが、国内におけるKindleの認識ではないだろうか。

 本稿では、初代製品が登場してからこれまでのKindleの歴史を振り返りつつ、Whispernetなどの機能をはじめとしたKindleの強みと特徴を、前後編で紹介したい。前編である今回は、ハードウェアとしてのKindleを軸にこれまでの流れを時系列で解説する。

●2007年冬:初代Kindleの登場とKindle Storeオープン

 電子書籍ストア「Kindle Store」とともに、初代の「Kindle」がAmazonから登場したのは2007年9月のこと。それまでも数多くの電子書籍端末が「出ては消え」を繰り返していたが、当時KindleとKindle Storeが大きな注目を集めたのは、主に2つの理由による。

 ひとつは、Amazon.comという小売業者による新規参入だったこと。書籍の小売ですでに実績があり、年々シェアを高めているAmazonとなれば、むしろ紙の本のマーケットを守るべく「アンチ電子書籍」の立場を貫いてもおかしくはない。そのAmazonが率先して電子書籍に乗り出したことは、業界にとってビッグニュースだった。当時はiPadというプラットフォームがまだ存在しなかったこともあるが、独自のハードウェアをひっさげての参入は、その本気度をうかがい知ることができる。

 もうひとつはこの電子書籍端末、つまり「Kindle」が、本体に3G回線を内蔵していたことだ。いまでこそ端末からストアに直接アクセスして電子書籍をダウンロード購入できるのは当たり前だが、当時としては画期的だった。

 例えば、当時国内ではソニーの「LIBRIe」、松下電器産業(現:パナソニック)の「ΣBook」といった電子書籍端末の生産が終了しており、市販されている電子書籍端末はほぼ皆無といっていい状況だった。一方海外では、ソニーが2006年に北米市場向けに発売したLIBRIeの流れをくむ電子書籍端末「PRS-500」と、その後継機種「PRS-505」が人気を博していたが、コンテンツはPCで購入したのち転送する必要があった。端末で買ってすぐダウンロードして読むという発想がなかったのだ。

 こううした状況下で、3G回線を内蔵し、端末から電子書籍コンテンツが直接購入できるKindleは、当時画期的な端末として捉えられた。いまKindle登場時のニュースを改めて検索してみると、「携帯電話を内蔵した電子書籍端末」といった表現が散見される。通信回線を内蔵していることは、それほど大きなトピックだったわけだ。

 この3G回線は個別の回線契約なしに利用でき、料金も不要だったことも注目を集めた。もちろん実際の通信コストは電子書籍の代金に少なからず上乗せされていると考えられるが、仮に書籍の購入に至らなかったとしても月額料金のような形で費用を支払う必要はなく、わずらわしい回線契約の手続きも必要ない。しかもKindle Store以外のWebサイトの閲覧にも対応していたため、一部のユーザーからは好奇の目で見られることになった。

 しかし、この初代Kindleは398ドルとそこそこ高価で、エッジが鋭角になった独創的なフォルムやスクロールホイールを用いたインタフェースの評価は必ずしも芳しいものではなかった。2007年のクリスマス商戦を前に投入された初回ロットは即完売したとされているが、実際にどの程度の台数が用意されていたのかは定かではない。また日本では端末を購入すること自体が不可能とあって、一部で注目を集めたにとどまった。

 もっとも、賛否両論ある中でKindle Storeは着々とラインアップを拡充し続け、2007年暮れのスタート時点では9万冊程度だったラインアップは、約1年半後、後継モデル「Kindle 2」の発表を迎える時点で、20万冊を超える数へと倍増していく。

●2009年2月:Kindle 2とKindle DXの登場

 初代Kindle登場から約1年半が経った2009年2月、満を持して投入されたのが、後継モデルとなる「Kindle 2」だ。

 初代のエキセントリックなデザインは影を潜め、ほぼ左右対称形になった薄型スレート状のボディは携帯性が高く、堅牢性の点でも優れていた。ジョイスティックにも似た5wayコントローラーを用いたカーソル操作によるインタフェースは、その後若干形を変えつつ、現在の第4世代モデルまで継続されている。ちなみに発売時価格は359ドルと、初代より50ドル安くなっている。

 ハードウェア面では、E Ink電子ペーパーが4階調から16階調へとスペックアップしたことで写真などの階調表現の再現性がより向上したほか、もっさりとしていたページめくりも初代モデル比で20%高速化された(実際に使い比べるとそれ以上の速さの差を感じる)。余談だが、USBコネクタがminiBではなくmicroBが採用されたのも、業界的にはかなり早いタイミングでの採用であり、先を見据えた変更点の1つだったといえるだろう。

 一方、初代ではユーザーが交換可能だった内蔵バッテリーが固定式に変更されたほか、カードスロットが廃止されるなど、仕様だけ見ると自由度が低下したように見える個所もある。しかしこれは初代の利用スタイルを突き詰めた結果、オミット(除外)しても差し支えないと判断された結果だろう。なおメモリカードが利用できなくなったことで、内蔵メモリは初代の180Mバイトから2Gバイトへと、大幅に増量されている。

 このKindle 2のリリースから3カ月遅れで投入されたのが、大画面バージョンともいえる「Kindle DX」だ。9.7インチという大画面を搭載したこのモデルは、主に文教市場をターゲットにした製品だったが、それまでの「6インチは小さすぎる」という声に対してのひとつの有効な回答だったといえる。事実、これをきっかけに、Kindle Storeに参加した教育系の出版社も多い。Kindle DXは、ボディカラーなど若干のマイナーチェンジは行われつつ、第4世代モデルが登場した現在も継続して販売されている。

 ハードウェアの拡充とともに、プラットフォームの増加も見られるようになってきた。2009年3月には、Kindle Storeで購入した電子書籍をiPhoneで読めるアプリをリリース。Kindleを所持していなくともKindle Storeで本を買って読むことが可能になったほか、外出先ではiPhone、続きは自宅でKindleで電子書籍を読むという使い分けができるようになった。その後、Windows、Mac OS、Android、Blackberryなど、多彩なプラットフォームに対応したアプリを次々とリリースし、自社端末にこだわらない姿勢を鮮明にしている。

●2009年10月:国際版の登場で、日本国内からも購入が可能に

 この年のもう1つのトピックは、「国際版」という位置付けで、日本を含む海外へKindle 2の出荷が可能となったことだ。日本にいながらにして、Kindleが購入可能になったのである。

 日本語フォントは搭載していないため、日本語フォントがあらかじめ埋め込まれたファイルでなければ表示できなかったが、売りであるフリーの3G回線は日本国内でも利用できたため、多くのユーザーが飛びついた。まず最初に「Kindle 2」、追って「Kindle DX」が購入可能となり、日本国内の媒体でレビューを見かける機会も多くなってきた。Amazon.co.jpではなく米Amazon.comから直接購入するこのスタイルは、現在に至るまで継続している。

 国内でKindleが購入できるようになったことを受け、青空文庫のデータをKindleで読める「青空キンドル」が発表されたり、漫画家のうめ氏がKindle Storeで初の日本語漫画「青空ファインダーロック(AOZORA Finder Rock)」を発表したのもこのころだ。Kindle Storeの蔵書数はこの時点でおよそ30万点に達し、このころからKindle Storeの国内展開のうわさが業界の内外で本格的にささやかれるようになってきた。

 また、国際版の出荷開始からほどなく、PDFのネイティブ表示をサポートしたのも機能面では大きな進歩といえる。それまでKindleでPDFを表示するには、専用のメールアドレスにドキュメントを送信して変換するプロセスを経る必要があったが、ファームのアップデート後はUSBで転送するだけで表示できるようになった。自炊データのビューワとしての利用を現実的なものにしたのがこの時期だといえる。

 なお、PDFのネイティブ表示のアップデートは、ほかのアップデートと同様、3G回線を利用した自動アップデート、現在で言うOTA(Over The Air)という形で行われた。筆者個人も、当時所持していたKindle 2が朝起きたらいつの間にかPDFを表示できるようになっており、驚いた記憶がある。

●2010年:「iPad」の登場と、第3世代Kindleの登場

 Kindle 2から約1年が経過した2010年3月。PC/IT史に残る製品がAppleから華々しくデビューする。ほかならぬ「iPad」である。

 iPadは必ずしも電子書籍専用の端末ではないが、スレート状のボディを持ち、iBookStoreなどさまざまな電子書籍ストアから書籍をダウンロード購入し、タッチ操作で読むことができる。Amazon側も、それまでiPhone用にリリースしていたKindleアプリをiPad向けにすぐさま投入したが、汎用端末がKindleのライバルとなることに危機感を抱いたことは想像に難くない。これが1年半後の「Kindle Fire」の登場へとつながっていくことになる。

 iPadの登場からおよそ半年後、2010年8月には第3世代のKindle(Kindle 3。現在の呼び名はKindle Keyboard)が発表されたが、これはあくまでKindle 2のマイナーチェンジとでもいうべき製品だった。E Inkの反応速度がさらに向上するなど性能面で見るべき部分もあるが、金属製の背面がプラスチック素材に変更されたり、キーボードの上一列(数字キー)が省かれるなど、どちらかというとコストダウンを念頭に置いた設計変更が主で、うわさされたタッチスクリーンへの対応も見送られた。

 中でもメニュー類はほとんど変更がなかった。Kindle 2の完成度が高すぎたというのも理由の1つだろうが(このメニュー構成は第4世代のKindleでもほぼそのまま継承されている)、今振り返ると、翌年発表になるタッチ対応の第4世代モデルまでのつなぎということで、あまり手を入れる余裕がなかったのではないかとも思える。

 一方でこのモデルは、日本語フォントを含む多国語フォントを初めて内蔵し、ホーム画面のタイトル一覧で日本語が表示できるようになったため、自炊データやドキュメントを持ち歩く国内ユーザーから注目を集めた。価格も189ドルとぐっと下がり、日本円にして2万円以下で購入できるようになったので、このモデルで初めてKindleに触れたという日本人ユーザーも少なくないはずだ。ちなみに東村ジャパンからKindleに対応した英和辞書「英辞郎●MOBI/Kindle対応版」が発表されたのもこの時期で、デフォルトの英英辞典をこの英辞郎に置き替えることで、英単語の意味を調べながら電子書籍を読むことが可能になった。

 ラインアップ面では、このKindle 3で初めてWi-Fiモデルが投入されたことを特筆しておきたい。初代以来、3G回線にこだわってきたKindleの大きな方針転換といえる。これは同年発売されたiPadの普及により、スマートフォンなどによるテザリングやモバイルルーターなど外部機器を用いての接続が一般的になってきたことも大きく影響しているといえそうだ。翌年の第4世代Kindleのローエンドモデルでは3Gモデルが完全に消滅しており、読書専用端末では3Gのニーズそのものがあまり高くないと判断されたのかもしれない。

 もうひとつ余談として、Kindle 3ではボディカラーがホワイトに加え、グラファイトのモデルが投入された。第4世代のE Ink端末では全機種がグレーボディとなったため、ホワイトボディのKindleはKindle 3の3G+Wi-Fiモデルが最後となっている。コストを極限まで落とすべく成型色として安価なグラファイトならびにグレーを採用したのではないかと予想されるが、Kindle添付のUSBケーブルが第4世代のモデルでも本体とミスマッチなホワイトなのは、その名残ということになる。なお、本モデルの投入に合わせてKindle DXもボディカラーがグラファイトのモデルへとマイナーチェンジされている。

 この年の暮れ、2010年12月には、ソニーから「Reader」、シャープから「GALAPAGOS」という電子書籍端末が日本国内で発売された。Readerは北米市場向けのモデルを国内向けにローカライズしたもので、Kindleと同じくE Ink電子ペーパーを搭載していたが、通信回線を搭載した上位モデル「Daily Edition」の投入は見送られ、通信回線のない6インチの「Touch Edition(PRS-650)」と5インチの「Pocket Edition(PRS-350)」が投入された。ソニーもシャープも、連携ストアの蔵書数はスタート時点でおよそ2万点。対してKindle Storeの蔵書点数は、2010年暮れの時点で75万点にまで増加していた。

●2011年11月:カラー液晶タブレット「Kindle Fire」の登場

 翌2011年3月に、iPadの第2世代に当たる「iPad 2」がAppleから出荷されたのと前後して、Android 3.0を搭載したカラー液晶タブレット端末が各社から発売され始める。スマートフォンやタブレットというカラーの汎用端末に注目が集まり始め、米国市場でKindleの直接のライバルであるBarnes & Nobleも、それまでのE Ink端末に加えて「NOOK Color」といったカラー液晶端末をラインアップするようになった。

 こうした流れに応える形で、Kindleもカラー液晶タブレット「Kindle Fire」を発売したのが2011年11月。Appleがラインアップしていない、スマートフォンとタブレットの中間に当たる7インチという画面サイズを、199ドルという低価格で投入したことで話題となった。

 Kindle Fireは、GPSやカメラなどAndroidの標準機能を搭載していないとはいえ、その時点でのiPad 2のローエンドモデル(16GバイトのWi-Fiモデル)が499ドルだったことを考えると、価格面のインパクトは大きかった。本稿執筆時点で日本国内への出荷には対応していないが(技適マークを取得していないため日本国内で無線接続すると電波法違反になることに加え、そもそもアメリカのクレジットカードと住所がなければ動画やアプリが買えない)、2011年のクリスマス商戦から2012年の年始にかけて、600万台ほどを売り上げたとする説もあるほどだ。

 技術的なところでは、クラウドを利用してブラウジングを高速化する技術「Silk」の搭載が目玉とされているが、つまるところ価格を売りにした機能制限つきマルチメディアタブレットであり、ポジショニング的にはiPadなどのカラータブレットへの対抗製品とみるのが正解だろう。しかし本製品の投入でシェア的に影響を受けたのはAppleではなくむしろAndroidタブレットのライバルであるSamsungであるとの調査結果もあり、Amazonの目論見通りの結果となったかは定かではない。

 一方、Appleが2012年3月に投入した第3世代製品「新しいiPad」では、解像度の向上という新しい方向性が提示された。もし将来的にRetinaディスプレイを採用した6~7インチのiOSデバイスが登場すれば、現行のKindle Fireが影響を受けることは必至で、対応が注目される。現在のKindle Fireはあくまでつなぎの製品であり、次世代の製品こそが本命であるとのうわさもあるなど、Amazonのカラータブレット事業は今後も目が離せない。

●2011年11月:タッチインタフェースを採用した第4世代Kindleの登場

 2011年11月に発売された新しいKindleのラインアップでは、前述のKindle Fireが大きな注目を集めたが、第4世代を迎えたE Ink端末の進化も目覚しいものがあった。というのも、この第4世代のラインアップの中心モデルに当たる「Kindle Touch」と「Kindle Touch 3G」で、それまで採用されていたカーソル操作が廃止され、タッチ操作が全面的に採用されたからだ。

 「E Ink×タッチインタフェース」という組み合わせは、2008年に北米市場向けに発売されたソニーReader(PRS-700)ですでに実用化されていたほか、2011年5月に登場したNOOK Simple Touch、同じく2011年5月に登場したカナダKoboの「Kobo eReader Touch Edition」などでも採用されていたが、Kindleはこれまでタッチ対応製品の投入を見送っていた。この第4世代モデルで晴れてタッチ対応となり、ようやく操作性の面で他社のE Ink端末に肩を並べたというわけだ。

 余談だが、かつてKindle 2やDXが国内で出回り始めたころ、Kindleの利用経験がない人に説明なしでKindleの本体を渡すと、ほとんどの人がキーに触れずにまず画面にタッチするという興味深い光景が見られた。つまりKindle 2の時点ですでに、いかにもタッチインタフェースらしい外観を有していたわけだ。それから2世代を経て、Kindleはようやく外観にふさわしいインタフェースを獲得したことになる。

 タッチインタフェースへの対応により、初代Kindle以来ほとんど変化のなかったカーソル操作を中心としたメニュー体系は一新された。新規のユーザーを取り込むためのハードルを下げるという点において、やや癖のある従来のインタフェースではなく、タッチによる直感的なインタフェースへのリニューアルは不可欠だったといえる。Kindle FireやiOSアプリと操作性を極力統一するという意味合いもあったことだろう。

 また、タッチ対応のインタフェースは、国際展開時に有利である点も見逃せない。本体のボタンに文字が印刷されている場合、各国語ごとにハードウェアを用意しなくてはいけないが、タッチ対応モデルであればボタン類はすべて画面上で提供できるため、ハードを共通化できる利点がある。現在の「Kindle Touch」は日本語表示が完全といえずブラッシュアップが待たれるが、日本国内でのKindle Storeの展開時はこのKindle Touch(もしくはその後継モデル)が中心となっていく可能性は高いだろう。

 ちなみにこの第4世代モデルのラインアップでは、ローエンドの無印Kindle(俗に言うKindle 4)のみが例外としてカーソル操作を採用している。また従来のKindle 3も「Kindle Keyboard」と名を変えて併売されている。両者はいわば価格重視のローエンドモデルという位置づけだが、ローエンドのカーソル操作対応E Ink端末からハイエンドのカラータブレットまで、全方位的なラインアップを推し進めつつあることが顕著に現れているといえるだろう。

●まとめ

 以上、Kindleの初代モデル登場から現在までの歴史を振り返ってみた。初代の時点では399ドルだったKindleも、いまや広告付きモデルで79ドルから。当初9万点でスタートした蔵書数は、およそ4年半で110万点を突破している。まさに隔世の感だ。

 もっとも、単純に蔵書の点数だけ見れば、Kindle Storeを上回るラインアップを持つ電子書籍ストアは存在するし(Barnes & Nobleの『The NOOK Book Store』のラインアップは本稿執筆時点で公称250万点とされている)、また初代Kindleにあった通信回線内蔵という強みも、現在では失われてしまっている。では現在、Kindleならではの強さはいったいどこにあるのか。後編となる次回では、機能やサービスといった観点から、Kindleの優位性についてチェックしていきたい。

[山口真弘,ITmedia]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120524-00000028-it_ebook-sci
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