年末、実家に行った時のこと。
ヲタ夫は、１日だけ地元の友達と飲むと言って出かけて行った。
というわけで、必然的に
お義父さん、お義母さん、私、カズ の４人で夕飯を食べることになったのだが。
食べ始めて５分後。
カズが突然、こぶしを振り上げて叫んだ。
カズ「れにちゃん イェイ！！」
え？(゜д゜；)
カズ「れにちゃん イェイ！！」
な・・・なぜ、それをこの瞬間に・・・？(゜д゜；)
カズ「れにちゃん イェェェェェェイ！！」
なぜ、絶叫？！(°Д°；≡°Д°；)
お義母さん「れいちゃん？
この子は何を言っているの？」
とぼけろ！
ここはとぼけるしかない！！
とぼけ切れ、私！！
私「ははは。何を言っているんでしょうねぇ・・・(^o^;)
ねぇ、カズ。
このお芋、おいしいねぇ・・・。」
汗を流しながら、とぼける私。
そんな空気に気付いたカズ。
この言葉・・・今言うと、おもしろいらしいぞ(｀∀´)
ママが困るらしいぞ(｀∀´)
子供特有のセンサーが動きだしたらしく、さらに絶叫。
カズ「れにちゃん、イエイ！！
れにちゃん イエイ！！
れにちゃん イエ～～～イ！！(^O^)/」
も・・・もうごまかしようがない・・・。
お義父さん「何？れにちゃん？
カズは、なんて言っているんだ？」
追い詰められた私が発した言葉は・・・
私「あ・・・なんか、最近流行っているらしいですよ(^o^;) 」
・・・って
流行ってねぇぇぇぇぇぇ・・・
全然、流行ってねぇぇぇぇぇ・・・
街中で、聞いたことねぇぇぇぇぇぇ・・・
お義父さん「ふーん。若い人の間では、そういうのが流行ってるんだねぇ。」
感心するそぶりを見るお義父さん。
私「そうらしいですねぇ。ははは。
世の中、何が流行るかわかりませんよねぇ。ははは・・・。」
ごめんなさい、お義父さん、お義母さん・・・
流行ってません・・・。全然、流行ってません・・・。
東京の、秋葉原の、石丸ソフト館のイベント会場の一角の、
その中に集まったほんの一部のヲタの間でしか・・・流行っていませんorz
しばらく沈黙が場を支配した後、
お義父さんが口を開いた。
お義父さん「そういえば、○○（ヲタ夫の名前）は、
何が趣味なの？」
私「・・・・・・・えっ？趣味、ですか？」
趣味・・・ヲタ夫の趣味と言ったらアイドルしかない。
が、お義父さんもお義母さんもその事実は知らないのだ。
私「えっと・・・・。
な、な、な、なんでしょうね？趣味。ﾊﾊﾊ」
上手く笑おうとしたのに、乾いた笑いになってしまう。
お義父さん「趣味がまったくないってのもおかしいだろ。」
私「そ、そ、そ、そうですよねぇ～。
えっと、えっとぉ・・・
趣味・・・趣味・・・え～～～えっと・・・
パ、パソコン？パソコン・・・かな？ﾊﾊﾊ」
これは嘘ではない。
ヲタ夫は、パソコンを与えていれば、他には何もいらない男だ。
ただ、そのパソコンで見ているのはアイドルの画像や動画なんだけど・・・。
お義父さん「パソコンか～。
でも、パソコンっていうのは、
何かしらを調べたりするから力を発揮するものなんじゃないの？」
お・・・お義父さん！鋭すぎますorz
お義母さん「パソコン以外の趣味はないの？」
私「はぁ・・・他の趣味ですか・・・。」
寒さ対策のババシャツに汗がにじむ。
いっそ、
「あなた達の息子の趣味はアイドルですよ！
15歳前後のアイドルに夢中なんですよ！！」
と言いたい衝動に駆られるが、いえる訳もなく。
こらえろ・・・こらえろ、私。
私「えっと・・・えっと・・・
あ、そうだ！
カラオケが趣味なんですよ！カラオケ！！」
びっくりするほど口から出まかせが出た。
お義父さん「カラオケかぁ。
そんな趣味、聞いたことないなぁ。」
首をかしげるお義父さん。
はい。私も聞いたことありません・・・。
しかし、ついてしまった嘘はつきとおすしかない！
私「あははは。
実は、カラオケ、上手なんですよぉ。
ジャニーズとか歌っちゃったりして。
ははははは。」
以前、一緒にカラオケに行った際には、
「チェキィー！」ってチェキッ娘の歌、振りつきで歌ってたけどね・・・。
誰も知らなくて、メンバー全員ドン引きだったけどね。
お義父さん「じゃあ、来年の年末はカラオケ大会だな！」
早速、来年末の予定が決まったヲタ夫実家。
というわけで、ヲタ夫の趣味。
カラオケに決定しました～～～♪
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大学の頃、カラオケ関係のサークルの入っていたらしいので
100％嘘、というわけではないみたいなんですが・・・
といっても、この3年で1回しか行ってないそうです、カラオケ。