休日の朝。
ポカポカと暖かい陽気で、お洗濯日和です。
私「ねぇ、洗濯物干している間、カズの相手をしててもらっていい?」
ヲタ夫「いいよ。まかせて!」
平日は、カズを背負った状態で洗濯を干すので、
このように相手をしてくれる人がいると助かります。
ベランダでせっせと洗濯物を干していたら、洗濯バサミがなくなりました。
足りない分をとりに、部屋に戻ると
「・・・・・・・。」
部屋が異常に静かです。
人の気配がしません。
(おかしいな?ヲタ夫とカズはどこに行ったんだろう?
公園にでも出かけたのかな?)
そう思って、隣の部屋のドアを開けると・・・
いました。
カズとヲタ夫が。
しかし、二人とも無言で、絵本をじっと見ています。
私「あぁ、いたの?あまりに静かだから出かけたのかと思った。」
ヲタ夫「ずっといたよ。」
私「あのさー。注文をつけるようで悪いけど、カズに対して『これはワンワンだね』とか『ねこさんだね』とか少しは声をかけるとかさ、歌を歌ってあげるとかしてあげたら?」
ヲタ夫「・・・なるほど。難しいけどやってみるよ。」
ヲタ夫はコンピューターばかりやっている根っからのヲタ系人間のため
そういった行為がとても苦手なのだ。
その後、残りの洗濯物を干して戻ってくると
ヲタ夫「♪・・・んご、・・・んご、・・・・・♪」
と、ヲタ夫の歌声が微かに聞こえてきた。
りんごの歌かな?
って、そんな歌あったっけ?
そう思って、よく耳を澄まして聞いてみると
ヲタ夫「♪ビンゴビンゴ~あなたにめぐり合えた~♪
♪ビンゴビンゴ~生まれてはじめてピンときた~♪」
・・・AKB48のBINGOという歌を熱唱していました。
子守りにAKB48の歌って・・・。
ふと見ると、そんなヲタ夫を呆然と見上げる息子がいました。
息子が不憫でなりません・・・。
あんな大人に育てないようにしないと!
そう胸に誓うものの、部屋の中には大量のCD、DVD、写真集。
普通に育てるには環境が悪すぎます・・・。