号外 レゴ護衛艦建造日記(day18 いよいよ竣工 体験航海乗船中)
このブログの趣旨から脱線して約3週間、とうとうレゴ護衛艦も竣工の運びとなりました。
この間、ブログ記事を御覧いただいた方々、コメントを通じアドバイスをいただいた方々に改めてお礼申し上げます。
全長は208cm、海面からマスト頂部まで81cmのかなりの大物になりました。
改めて概観します。
まずはマストの頂部から見下ろした前甲板です。
艦首には日の丸、そして揚錨装置があり、速射砲、VLS、CIWSと装備が並んでいる様が見えると思います。
横から艦首を見ると、艦番号191も(なんとか)御覧いただけると思います。
中央部は思い切って飛ばして、艦尾へ向かいます。ヘリコプター格納庫です。
内装を施したので、先日よりも実際に近づいたのではと思います。
後甲板では、夏服の隊員たちに集合してもらいました。
ちなみに、ヘリコプター格納庫の上の装備も少し変えてみました。
最後尾にはCIWS があり、その後ろに2器それぞれ両舷に向いているのは投射型静止式ジャマー(魚雷欺瞞装置)、そしてその後ろには、SEA-RAM を設置してみました。
SEA-RAM とは、近接する敵対艦ミサイルを迎撃するシースパローミサイル のような近距離艦対空ミサイルを自動で発射する装置です。CIWSよりも遠い距離の敵脅威を撃破するもので、現在建造中の19,500トン型護衛艦に初めて搭載される予定のものです。
現代の艦隊戦では、「日本海海戦」のように目視で大砲を撃ち合うようなことはありません。レーダーで敵艦を発見した場合には、射程数百キロの艦対艦ミサイル を発射して攻撃します。
この艦には90式艦対艦ミサイル発射装置が3×2の計6器装備されています。定数は4×2ですが、丸いブロックが足りなかったので6器となりました。実際の自衛隊の艦船でも、予算の関係からこのように定数に足りない配備をしている艦が多いようです。
ちなみに、艦の構造自体も、昔の戦艦は敵弾が当たることを前提に装甲を厚く建造していましたが、現在の艦船は当たらないことを念頭に建造されています。そのため装甲はあまり厚くありません(なので、韓国のコンテナ船と衝突 すると、護衛艦も大破してしまうわけです)。
ミサイルや火薬の技術が発達した現代では、装甲を厚くすることは意味がなくなってしまっているのです。
一方で、敵弾が当たらないための装備・工夫は随所にあります。
まず敵からのレーダーに探知されないよう、レーダーを反射しにくい船体の構造・塗装にしているほか、敵レーダー波を探知すると妨害波を発射する電子戦装置 も装備されています(マスト両脇に設置してあるものです)。
そしていざ敵ミサイルや航空機が接近した場合には、VLS からの対空ミサイル 、速射砲(主砲) からの砲弾で遠距離のうちに敵脅威を撃破します。
その防御を突破された際に、SEA-RAMが、そしてさらに近接した最後の手段(1,500mくらい)がCIWSになるわけです。それもだめな場合にはフレア を発射して敵ミサイルの赤外線センサーを欺瞞します。
絶対に命中させないが設計思想にあるわけです。
また、敵潜水艦に対しては、ヘリコプター搭載の魚雷、VLSからのアスロックミサイル 、そして最後は艦の舷側にある短魚雷 で対処します。
敵潜水艦から魚雷が接近してしまった最終対処手段としては、投射型静止式ジャマーを発射して魚雷を音で欺瞞し自艦から逸らさせます。
という一連の流れの装備品は、すべて搭載してみました。いやはやマニアックです。
さてさて、前置きが長くなりました。
竣工したからには体験航海です。
これまで数名の方から乗艦希望をいただきました。おつきあいいただきありがとうございます。
乗っていただきます。
埠頭に接岸中のレゴ護衛艦です。
タラップ前に、体験乗艦するフィグたちが集まっています。
列の先頭には、いろいろアドバイスもいただいた「幻想の住人」さんの希望により、高校の制服風の男子です。
そのお隣には看護婦さんが、Topposさんの御希望です。
さあ、いよいよ乗艦です。タラップを上ると、乗組員たちが敬礼でお出迎えです。
なお、コーギーの同乗の希望もありましたが、あいにく犬は乗艦できませんので、お留守番でごめんなさい。
乗艦が続きます。
赤頭巾ちゃんに、Harold妻(8頭身美女フィグをとのことでしたがレゴのフィグでやったばあい、異様に背が高くなるだけですので普通の頭身になりました・・・)、そしてバーテンダー風のおじさんが続きます。
そしてそして白髪の紳士に、と続々と乗艦していきます。
こちらは駐在武官の方々!?です。
まだ出航まで時間がありますので、乗艦御希望の方はお好きなフィグを御指名ください。お乗せいたします。
彼が綺麗に片づけてくれますので・・・