号外 レゴ護衛艦建造日記(day14 微調整とフェースリフト、そして真っ二つ)
また本題から外れ、レゴ護衛艦建造日記です。
船体はだいたい完成しましたので、細かい艤装や微調整・微修正を行っています。
この夜、帰宅して手直しをしたのは艦橋です。
上の2枚の写真、間違え探しのようですが、右が古いもの、左が今日手直しをした後のものです。
前回の記事に書いたように、マストには「たかなみ型」や「むらさめ型」の護衛艦と同じOPS-24対空捜索三次元レーダー(くるくる回る伝統的なレーダー)を設置していました。
しかし、このレゴ護衛艦の艦尾にはイージス艦や最新の「あきづき型」護衛艦 や「ひゅうが型」護衛艦 が搭載している平面型(艦橋上部に埋め込まれています)のFCS-3レーダーをつけていたので、艦橋部からもOPS-24は撤去し、FCS-3を設置することにしました。さながら近代化改修です。
FCS-3レーダー(フェーズドアレイレーダー)については、先日アップした試作品は灰色のプレートで造ってみましたが、同じくレゴで船を作るのがお好きな「幻想の住人 」さんから、白色にした方が良いのではというコメントをいただきましたので、白色にしてみました。確かに白色の方が実物に近く、良い感じです。
FCS-3レーダーを設置するために、艦橋上部の構造やマストに配置したレーダー・アンテナ類も整理しました。フェースリフトをし、なかなか良い感じになったと思います。
コメントありがとうございました。
インタラクティブなレゴづくりってのもなかなか楽しいものです。
うーむ 甲板から見上げると、確かにそれらしくなってきました。
ただし、実在する「あきづき型」護衛艦の艦橋 は、イージス艦風に艦の幅いっぱいの大きさがありますので、その点このレゴ護衛艦は異なります。この部分は「たかなみ型」 に似せています。
(ちょうど上右の写真の右側にある海上保安庁のレゴ巡視船(ひだ型に似せたもの)の艦橋が、艦の幅いっぱいの大きさで、「あきづき型」やイージス艦に似ている感じです)
敵のレーダーに映りにくい(レーダー反射面を単純化する)というステルス性を考えると、「あきづき型」の方が良いそうですが、実際の艦の運用からは、「たかなみ型」の方が甲板の面積が広くなるので便利なんだそうです。
レゴ護衛艦は足して二で割った形になりますね。「あきづき型」の次の次くらいの汎用護衛艦(25DD の次のDD)は、もしかするとこのデザインになるかも知れません。
もう一か所、気になる装備品がありました。VLS です。
これも、より実艦に近い配列に修正しました。8×4で計32セルを配置しました。
右の写真のように、いくつかのセルの扉は実際に開くようにしました 。ここからミサイルが発射されていくわけです。
さてさて、この巨大なレゴ護衛艦、いったいぜんたいどうやってしまうのかい! という「天の声」が聞こえてきました。
2メートル以上の長さがあるので、もちろん一人では運べませんし、しまう場所にも苦慮します。
そこで「神の手」が!
ばさっ!! レゴ護衛艦を一刀両断しました!
そうです。収納のしやすさを考え、船体は2つに分けて作っていました。ジョイントの部品でつなげているので、運搬時や収納時には2つに分ければ楽ちんです。
すっかりまっぷたつになりました。(触雷して沈没 した韓国の哨戒艦 ではありませんよ)
そしてそして、断面です。
ただ単に2つに分けるだけではつまらないので、断面部分の船室と廊下も作っておきました。
断面は第一煙突と第二煙突の間くらいに位置します。ちょうど本物の護衛艦でもCIC(戦闘指揮所) や操舵室兼応急指揮所 が位置する場所ですので、それらしい部屋を作ってみました。
軍艦の場合、艦橋一か所だけに指揮命令系統の中枢を置いていると、その部分に被弾した場合、艦の機能がマヒしてしまいます。ダメージコントロールのためにも、艦橋ではなく、比較的損傷の受けにくい艦体の中心部分に第二の指揮系統の中枢を置いているわけです。
廊下です 。一応隔壁扉や照明、配管も作りましたが、写真では暗くてわからないですね・・・
ということで、有名な建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉ではありませんが、「神は細部に宿る」ということで、細かいところをこれからも詰めていきたいと思っているところです。