夏が過ぎ 風あざみ
 誰のあこがれに さまよう
 青空に残された 私の心は夏模様


 夢が覚め 夜の中
 永い冬が 窓を閉じて
 呼びかけたままで
 夢はつまり 想い出のあとさき


 夏まつり 宵かがり
 胸のたかなりに あわせて
 八月は夢花火 私の心は夏模様


 目が覚めて 夢のあと
 長い影が 夜にのびて
 星屑の空へ
 夢はつまり 想い出のあとさき


 夏が過ぎ 風あざみ
 誰のあこがれに さまよう
 八月は夢花火 私の心は夏模様
」 少年時代/井上陽水

作詞 : 井上陽水 作曲 : 井上陽水、平井夏美

映画「少年時代」(1990年)主題歌

「ハンディカム オートmini」(SONY)CMソング






突然ですが教育について

若干重いですが、全くまとまりなく色々ボソボソ言ってますが、

少しだけ感じたことを書かせて頂きます。




前回紹介させて頂いた漫画「 MONSTER 」


細かい説明は難しいのでやめておきますが、

この中でこんなセリフが出てきます・・



「 教育とはなんだね?


 社会が要求する人間を

 作り上げることが


 教育ではないかね?


 どういう教育を施せば

 要求通りの人間を作りだせるのか?・・



 教育とは

 

 実験なのだよ!」



・・そうかもしれない


と、思ってしまいました。


そう思ってしまった自分は


間違っているのでしょうか・・。




~ この世界のどこかにいるあなたへ ~



たまに


" すごい教育法 " と紹介されるものがあるけど


教育者の自己満足にしか見えないものもあったりする



大人は子ども達に何を求めてるんだろう


大人は子ども達に何をしてあげられるんだろう



将来どんな人間になるかなんて


どんな道が待ってるかなんて


誰にも分からない



どれだけ優しい子でも


過ちを犯してしまうかもしれない


けど大切なのは


逃げずに自分と向き合って


歩き続けること


そして支えられる社会であること



ほぼ初めて出会う


全くの他人の大人の 先生が


全力で自分を支えてくれたら


こんなに心強いことはない


きっと自分の力でしっかりと歩いていける



今は・・ 愛情を注いであげるだけでいい


人の、生き物の痛みが分かればいい


1人で生きてゆく力よりも


みんなで生きてゆく力の方が大事だって分かれば


それでいい




子どもが大人のことをある程度しか分からないように


大人も子どものことはある程度しか分からない


いくら通って来た道でも


すべてが分かるものじゃない


今この瞬間、そこにいる人の気持ちが


何よりもの先生



大人だけで進んでいく世界じゃ


何も変わらない



共に大きくなっていく


共に築いていく世界でなきゃ


何も変わらない



強さだけじゃ


前には進めないから



大人にしか分からないことがあるから


子どもにしか分からないことがあるから




みんな・・


何も知らなかった


喜びも 怒りも 悲しみも 痛みも


愛も 憎しみも 努力も 後悔も 


夢も 失敗も 成功も 勇気も


希望も 足跡も 思い出も


生も 死も 大切も



自分達 大人もまだまだ


分かった気になっているだけだから


ほんと・・ 先生含め


共に学んで


共に生きていけるように






――― 子どものチカラ



ある世界的に有名な


漫画家さんの言葉・・



" 「 ダメな子 」 とか 「 わるい子 」


 なんて子どもは


 ひとりだっていないのです



 もし そんなレッテルのついた


 子どもがいるとしたら



 それはもう その子たちを


 そんな風に見ることしかできない


 大人たちの精神が貧しい



 親の暴力が一概に悪いとは決して言わないが


 子どもが納得する暴力でなければならない


 

 子どもが親の予想以上に


 高い判断力を持っている事を


 まずは理解しなくてはいけない "



これは、手塚治虫さんの言葉です。

この言葉を初めて見た時、

やっぱり子どもを大事にされていた方なんだなと思いましたね。


叱ることや手をあげることがどうしてもある時、

納得できるものでないと、

また、納得できるような人(普段の行いといいますか)でないと、

(あんたに言われたくないと心で思っていたりもするもので)

反発心しか生まれなかったりもするので、

しっかりとした人で、しっかりと言葉を使えてから、

愛のある手をあげるべきだと自分は思います。


子どもは、親が働いていて一緒にいられる時間が少なくても

親に強い想いさえあれば、今はうまく伝えられなくても、

ちゃんと分かってくれていると思いますし。


子どもの力を信じてあげて・・


いざという時は力になってあげて・・


寄り添ってあげられるように・・






――― 学校



" 子どもたちに


 迷惑をかけられるのが教師の仕事でしょ


 そのために高い月給貰ってんでしょ


 それとも教師が楽出来るような


 手のかからない人間を作ることが


 学校教育とでも思ってるの? まさかそんなことぉ 


 優秀な成績で大学を出たあんたが考えてるわけないだろう?


 なんでもいいんだよ


 まず子どもとの取っ掛かりを見つける


 そして共感し合う


 それで次の段階に進めるんだから "



養護学校を舞台にした映画「 学校Ⅱ 」 (1996年 監督 : 山田洋次) より

※苦悩する新任教師(永瀬正敏)に、先輩教師(西田敏行)が言ったセリフ



また、西田さんのセリフでこんなものも出てきます・・



" 与えるとか


 教えるとかってことじゃないんだよ


 子どもたちから学んだことを


 返してやる


 そういうことなんだよ 俺たちの仕事は "



今観ると、また新たなものがわいてきますね。

感動だったり、考えだったり・・


教師と生徒だけじゃなく、

生徒と生徒の関係というのも、とても大きなものを生む。


久々に観ましたけど

西田さん、神戸さん、吉岡さん、やっぱり最高だな~♪



・・と、それは置いておきまして。

少し厳しいことを言いますが、何年か前に感じたことで・・

親とは切り離してまた別の事として

考えて頂きたいのですけど。


教師は・・


絶対に・・ 子どもを救える、
道を作ってあげれる存在でなきゃいけない。


先生の大変さもある程度は理解していますが
きつい考えかも知れませんけど

大きな覚悟がないのなら、
先生にはなるべきではないです。


もちろんその他の様々な協力は必ず必要なんですけど。


これは自分自身の経験や今まで見てきた様々なこと・・
この年齢になって強く感じていることです。



先生・・


教え方は年齢毎にっていうのはもちろん必要な事なんですが。

最近感じたことが、「 クレヨンしんちゃん 」 を観てると、

先生になるっていうことは、小学校でも中学校でも高校でも、

やっぱり基本は、幼稚園・保育園にあるのかなと、

まだなんとなくですが、そんな感じがしましたね。


上に立ち過ぎず、立たな過ぎずと言いますか。

目線を同じにすることが大事と言いますか。

生徒が大好きと言いますか。

教える人間として誇りがあると言いますか。

教えることを楽しんでいると言いますか。

共に成長してると言いますか。


自分でもまだ整理できていない想いなので、

うまく説明できないのですけど。




日本語覚えて・・ 漢字覚えて・・ 英語覚えて・・


どうでもいいことを覚えさせられて・・


書けない漢字があったって、書き順がデタラメだって


そんなこと大したコトじゃない、恥ずかしいコトじゃない


本当は伝われば良いはずなのに


味よりも形の良さばかり気にする日本・・


鳥も突かない、虫も喰わない見せかけを


正しいモノとする、ミカクオンチになってしまっているのだろうか・・


マナーは必要なことかもしれない


おもてなしは日本の誇りかもしれない


けれどそこにどれだけの心を入れられるかが


覚えることよりも一番必要なコト...


心さんからのお便りでした




分かったようなことばかり書いてしまってますが・・


まだ考えがうまく整理も出来ていなくて


一方的に話して伝えられる様なものでもないと思うので


1つの考えとして見て頂ければと思うのですけど。



子どもが犠牲になるっていうのは


やっぱりどんな場面でも つらく苦しい...


完璧じゃなくていいから


どんな場面も全力で支えてあげられるように


また先生自身も支えてあげられるように



傷ついたことがあったって


苦しいことがあったって


心の病があったって


障がいがあったって


大きな壁があったって


少し皆とは違う道だって


喜びを感じられる人生が送れるように・・



一度しかないこの瞬間を


楽しみながら歩いていけるように・・・











~ この世界のどこかにいるあなたへ ~




―――――



毎日のように友達と行った


いつもとは違う学校のプール



怪しげに配っていた券を貰い


なんとなく強く惹かれて行った


地元のアニメ祭り



終りの頃 適当に書いていた


毎日の天気



本当に嫌だった


ラジオ体操



初めて泊まった友達の家


その子の地域のお祭りに行き


自由にお菓子を買って


夜遅くまで起きていた



そういえば初めて会う


その子の親戚の子が来ていて


仲良くなったっけ・・



もっともっとあるけど


書ききれないな。




あの夏の日の記憶


思い出すと


心は寂しいけど


どこか温かいのは


なぜだろう・・






教育は...


実験なんかじゃない


実験なんかじゃ・・。



1人も


犠牲になっていい人間なんて


いない・・。



人生を楽しむ権利も


夢を追う権利も


1人1人にある・・。



1人も


意味のない人間なんて


いない・・。




1人も・・・











・・・・・




~ この世界のどこかにいるあなたへ ~

photo by feel



" お前には


 母さんがいない



 だがな・・


 だがな!



 お前が生まれてきたのには


 意味がある!


 

 お前は誰かに望まれて生まれてきたんだから!



 絶対・・


 絶対・・・


 誰かに望まれて・・



 ・・・・・



 絶対に・・・ " ヴォルフガング・グリマー


※大人の闇の世界を目の当たりにしてしまった孤児院の男の子が

正気を失い橋のふちに立っていたところを

グリマーによって救われた際に

涙ながらに男の子に向かって言ったセリフ。


※「 グリマー 」 = ある非人道的な孤児院で育ち、

感情を失ったフリージャーナリスト


アニメ「MONSTER」(2004年4月6日 - 2005年9月27日 日本テレビ)

CHAPTER.49 『一番残酷なこと』 より

原作 : 浦沢直樹






~ この世界のどこかにいるあなたへ ~