こちらのお部屋はお殿様の居間だった場所で、一日の大半をここですごされていたのだそうです。
シンプルな作りですが、床の間が金箔だなんて、先日ご紹介した、謁見の間よりもゴージャス!(笑)
この凝った欄間の向こうは寝室スペースです(後ででてきます)。
こちらには、島津家の調度品が沢山展示されているのですが、この家紋の数。。。
・・・多すぎじゃ?!などと余計なことを思ってしまいます。
こちらのお屋敷は、凝った釘隠しが見どころの1つなんですが、これは・・・カブ?ん?桜島だいこん?
・・・なんてことより、使われている木材が綺麗な柾目のものばかり使われてることに感心してしまい
ました。さすがですね~。
こちらは、御小座。
殿さまが、着替えたり、髪を結ったりしていたお部屋。
天井板が矢羽状になっていて、ちょっと珍してパチリ。
ホントにあらゆるお道具に家紋があしらわれてますね~。
これまでに、色々な元お殿様のお宅を見学に行きましたが、ここまで徹底して家紋をデザインの
ように使っている家はなかったので、面白いなと思いました。
こちらは、お殿様の寝室。
部屋の床下には、もみ殻が敷き詰められていて、断熱するように工夫されていたのだそうです。
枕の上には、2枚目に紹介した写真と同じ欄間が見えます。
お殿様のこんなプライベート空間まで見られるなんて、時代が時代なら、ありえないことだった
のだろうと思います。
枕元の調度品にも家紋、家紋!
その隣にあるのが、もう一つの御小座。
こちらは、昭和天皇と香淳皇后(島津家29代忠義の孫)が行幸啓の時に到来物のお披露目の
ために用いられたそうです。
左側から部屋に光が入っているのは、以前もご紹介した中庭があるからです。
採光や風通しをすごく考えて造られたお屋敷だなと感心しました。
続きます。