先日、友達の物件の飾りつけのお手伝いに横浜へ行ったので、その前に、
久しぶりにいくつか建物を見てきました♪
馬車道には以前より、チェーン店が増えていて、古い建物で営業を続ける雰囲気が
薄れてしまってるのが残念でした。
更に、神奈川県立歴史博物館は工事中~!残念~。
気を取り直して、この日の一番の目的地へ向かいました。
元々、昭和4(1929)年に、西村良時氏の設計で、第一銀行横浜支店として建てられた
建物だったそうですが、その役割を終え、2003年に先端の半円部分のみ、曳家で移転
して保存されたものです。
この2階、3階吹き抜けのバルコニーには、半円の柱頭がついた古代ローマのトスカナ式の
列柱が並んでいます。
これまでに、色々な銀行建築を見てきましたが、こういう演説でも始まりそうなバルコニーが
ついている建物は珍しいと思います。
以前、こちらを訪ねた時は、運営主体が変わる時期で閉館していたため、中を見られなかった
んです~。なので、この日は、ここだけは絶対に行きたいと思っていました。
とてもオシャレな照明。
向こうに見える現代の風景と一緒に撮ると、ちょっとタイムマシンのドア(昭和初期の向こうに
21世紀の風景)みたいな気分にさせられます。
玄関とホールをつなぐ通路の上には、美しい半円型の格天井。
漆喰の細工なのだそうです。
ホールへ入って振り返ると、シンプルながらも銀行らしい重厚な雰囲気を感じさせる
エントランスを通ってきたのが分かります。
そして、こちらがホール。
古い銀行建築共通の高い高い天井。素敵~!!!
この部分は平成15年にほぼ建築当時のままに新築復元されたものなのだそうです。
正面にカフェスペースが写っていますが、その周囲は、カフェを利用しない人でも
入ることができます。
続きます☆