もう一つの渡り廊下を進みます。
平面図で見ると、こちら↓の部分です。
こちらは、離座敷「秋庭の間」といって、昭武さんの生母睦子さんが住まわれた部屋。
廊下から外観を見ると、こんな感じです。
表座敷の建物が完成した2年後の昭和19年7月に完成していることが、
昭武さんの日記に書かれているそうです。
上の外観の写真から見えていた廊下部分。
奥の部屋がお座敷です。
日差しが良く入る、明るいお部屋をお母上のために用意されたんですね。
・・・昭武さん、親孝行ですね~。
お座敷の方から、次の間を撮った一枚。
ここの欄間は、蝶なんです。
この部屋の後に増築された八重の間(リンク先の後半の部屋)には、
こんなオシャレな欄間はついてなかったのに。。。
昭武さん、お母さん思い~。(つД`)ノ
こちらの床の間の横にも、八重の間にあったのと同じ丸窓がありました。
そして、次の間の奥に、もう一部屋ありました。
こちらは茶室だった部屋だそうです。
こちらの欄間は、竹と雀。
竹と雀は、お母上の睦子さんの実家、京都の公家、万里小路家の家紋を崩したもの
なんだそうです。
なんだか、息子の母上への精一杯の愛情が詰まった部屋なんだな~と思いました。
続きます。