こちらは戸定邸の玄関を入って直ぐの部分です。
昨日の写真のこちら↓の正面の大きな玄関から入ります。
正面が表玄関、左に細く空いている部分が、従者が使っていた内玄関です。
戸定邸の間取りを俯瞰すると、こんなに複雑な形をしています。
1枚目の写真は、玄関の間から奥を撮った一枚になります。
その脇には、すんごい重そうな扉の付いた蔵。
昔はこちらに、刀などを収納していたのだとか。
この赤い四角の部分です。
中は、もうほとんど何も入っていないのですが。。。
葵の御紋の長持ちがあります。
こちらは、高松宮喜久子妃殿下が徳川慶喜家から高松家へ
嫁ぐ時に調えられた婚礼調度の1つなのだそうです。
中庭の向こうに見える、このお屋敷で唯一の二階建て部分は、
1階が台所、二階が女中さん達の部屋になっていたそうで、
今はボランティアスタッフの方たちの控室になっていて
入ることはできません。
中庭の様子。右端に、まだ、雪のあとが残っています。
矢印の位置から撮った一枚です。
戸定邸は、徳川家から松戸市へ寄贈されたあと、
暫く、公民館などになっていた時期があったそうで、
建具以外、徳川家を感じさせるものが少なかったのですが、
面白い形の建物でしたので、間取り図を交えながらご説明したいと
思っています。
続きます。