1階は、このような洋室になっています。
明治21年に、稲毛海岸は千葉で最初の海水浴場として開かれ、潮干狩り
と海水浴場として賑わったそうです。
この建物が建てられた土地は、大正時代当時は、直ぐ側に遠浅の海岸が
広がる斜面の日当たりのよい場所だったのだとか。
今は、遠く埋め立てられて、海岸は全然見えませんが(汗)。
古い建物なのに、天井や壁にひび一つないですね。
手前には、大理石をベースに、ビクトリアんスタイルの絵描きタイルを
はめ込んだ暖炉があります。
そして、組木細工のつやつやの床。ご覧いただける通り、段差のない
ツルリとした仕上がりで、こちらを訪ねる建築専門の方も、「相当、高い
レベルの職人の仕事だね」と感嘆されるのだそうです。
階段があって、超広角レンズを持って行かなかったので、ここまでしか
撮れていませんが・・・
玄関ホールとの間仕切りは、こんな明るい戸が入っています。
係の方に出して見せて頂いちゃいました☆
お部屋から直接出られるドアも。
子ども達がいたら、ここから、「わ~」とピロティへ飛び出していたでしょう。
一代目の伝兵衛さんは、週末に利用する程度だったそうですが、
二代目の伝兵衛さんは、5月はつつじ、8月は海水浴に・・・と、よく利用
されていたと伝わっているそうです。
続きます。