先日、友達と川越へ行ってきました。
私が、今回、行きたかったのは、喜多院。天台宗のお寺さんです。
私は、徳川将軍、3代に渡って仕えた天海僧正が始めなのかと
思っていましたが、調べてみると、平安時代からこちらにあった
お寺さんだったのですね。
こちらは、山門で、天海僧正が建立した、こちらで現存する最古の
建造物だそうです。
ただ、この喜多院という名前に改めたのは、天海さんだそうです。
天海さんのお寺なので、やはり、徳川家とのつながりも強く、
慶長18年には、秀忠によって関東天台宗の総本山とされたり、
1638年の川越大火の時には、家光が江戸城紅葉山御殿の一部を
ここに移築し、今も残っていたりします。
江戸城が残っていない今となっては、当時の江戸城の一部が残って
るなんて、とても貴重ですよね。
こちらは、慈恵堂。
比叡山延暦寺第18代座主、慈恵大師良源(元三大師)をまつる
お堂なのだそうです。
正面からは、中へは上がれませんが、江戸城から移築された
部分を見るコースの最後に見学できるようになっていました。
こちらは、多宝塔です。
本瓦葺きの三間多宝塔で、下は方形、上が円形、
その上に宝形造の屋根をのせています。
私、こういう建物をじっくり見たことがなく、
「あの白いお饅頭みたいな部分は何だろう?」って
友達と話していたら、ちゃんと解説されていました。
あれは、漆喰塗りの亀腹と呼ばれるもので、
これを挟むことで、上層と下層の外観が無理なく
結合されてる・・・そうです。。。
むむむ・・・無理あるようにも思えてしまうんですが(笑)。
でも、ここに気付いてからは、結構、この亀腹が挟まった
塔があちこちのお寺さんにあることに気付いたのでした☆
続きます。