これまで、国立科学博物館へ行ったのに、見逃していたことを知って、
改めて見てみたかったのが、ステンドグラスでした。
こちらの作品は、元々、鳩山会館や小笠原伯爵邸のステンドグラスを
手がけた、小川三知(さんち)氏に依頼されたのだそうです。
でも、制作にかかる前に亡くなられたことから、デザインを、築地本願寺の
設計などを手掛けた、伊東忠太氏に依頼して、小川工房のお弟子さん達が
仕上げたものなのだそうです。美しいですね~。
こちらを見るには、先日のドームからどちらかの端っこまで進んで上を見上げます。
3階の天井にステンドグラスがあるのが見えます。
私は地下の休憩コーナーから上がったのですが、階段の上がり口の壁が
なんだか古いままの部分と新しい部分が合体したままという、
私がオーナーなら「この施工のままで完成なの?!」と思ってしまうような
状態で残されています。。。 どういう意味があるのか聞き忘れてきましたが。
こちらは、おそらく、建築当初のままの階段部分。
研究者の方によると、西洋建築において、階段は見どころの1つなのだとか。
途中にも明かり取りのステンドグラスが入れられてます。
あー、この目つきが不思議なデザインは、伊東忠太さんらしい~。
一人でクスクス笑ってしまう私。。。
テクテク歩いて、やっと、3階へ辿り着いて上を見上げると、
すぐそこにステンドグラスがあります。
天井のステンドグラスがこの距離で見られるのは珍しいかもしれません。
伊東忠太氏が何をイメージして、このデザインをされたのかなぁ~なんて
思いながら、眺めておりました。
もちろん、その下の階段も美しいカーブを描いていて、見ドコロでした~。
正面に見えるくぼみは、以前、水飲み場として利用されていたのだとか。
研究者の方と回ると、視点が変って面白かったです。
続きます~。