「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
googleマップによる陸軍航空工廠・米軍立川基地、昭島市エリアの航空写真。といってもこれは北部のごく一部。現在は解体と整地がされてしまっている可能性が非常に高い。
中央少し左側にある煙突が作り出す長い影が今回紹介する鋳物工場の一本煙突だ。ちなみに中央上部の煙突と四角い建物は金属の鍛工場。中央上部右側の四角い建物はPCB保管庫。右側の2本の建物が、発動機試験場(ツインタワー)。右下の長方形の建物は二階建て住宅だ。鍛工場と二階建て住宅は後日紹介を行う。

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密林を進むと突然現れる一本の巨大煙突。それが鋳物工場跡に残る一本煙突だ。本当にこれが鋳物工場の煙突か分からないが、陸軍航空工廠の古い資料を見るとこの場所に鋳物工場があったことから、その煙突だと推測した次第だ。コンクリートの煙突には、やはりツタがからまり自然に飲み込まれ、結果的に自然の中に調和した存在となっている。ツタが密集しているのは、太陽の光があたる南側が中心。

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煙突の基部。燃料を燃やすためか、管理用かわからないが小さな扉がついていた。辺の長さは40cmほどなので、入ることはできない。


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煙突の基部から、てっぺんを見上げてみる。管理用の梯子はかけられているが、もちろん恐ろしすぎて登ることはできなかった。よく見ると、コンクリートを流し込んだ際に、型枠で使われた板の跡がしっかり残されていた。鉄筋をくみ上げてから、1.5m弱ほどの単位で下から順番にコンクリートを流して、徐々に煙突を建築していったのだろう。