北海道の根室にある、海軍牧の内飛行場。別名、海軍根室第二飛行場。この存在はあべかずゆき氏に教えてもらったものだ。納沙布岬を訪れた後で、レンタカーを返すまで若干の時間があったので30分ばかり立ち寄ることができた。強風の曇り空の中だったが、この頃には雨が降り出していたため、文字通り駆け足で写真を撮るはめになってしまった。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
コンクリートの滑走路は地元漁師が網を干す場所となっていた。その大部分も草に埋もれつつあるため、長い滑走路の全貌をつかむのは現在では難しい。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
跡地ではハマナスが花を咲かせていた。道からは、草をかきわけて進まなければならないため、ハマナスのトゲでちくちくと痛い思いをした。赤い実もなっている木があったのでかじってみたが、全然うまくなかった。


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周辺には飛行機を格納する掩体壕が複数あるということだったが、写真は脇にそれた道沿いにあったもの。農機具の格納庫として長い間使われていたようだったが、隣接する家屋と牛舎は完全な廃墟となっていた。この家族が自らの農場を捨てなければならない事情を考えると心が痛んだ。

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牧場が現役の頃、掩体壕はトラクターの格納庫として使われていたので、内部には車輪の跡も残されていた。

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サイロは長い年月と、雪のため、天井が抜けてしまっていた。

酪農は現在では基本的に採算が取れないらしく、北海道を走っていると酪農家の廃墟を山ほどみかける。ここもそんな一つだろう。牛乳やチーズといった乳製品が好きな自分としては、とても悲しい気分になってしまう。どうにか採算が取れ、酪農家の生活が成り立つ世の中になってくれれば良いのだが・・・・・・。


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