画楽60年 渡辺豊重展
1962年の初個展以来、今なお日本の現代美術の第一線で活躍を続けている渡辺豊重。彼の作品の中から約90点を選び、初期から最新作までを時代順に紹介します。
開館時間: 9:30-18:00(入館は17:30まで)
休 館 日:月曜日(1月12日は開館)、12月29日(月)-1月2日(金)、1月13日(火)
きょうから岩手県立美術館で始まった、
渡辺豊重展。
画楽60年にして初めての回顧展なのだそうです。
じわじわとこの日が近づいてくるのを楽しみにしていました。
まず目に入ってきたのは、
早池峰神楽をモチーフにした「時空を超えて」4枚の大きな掛け軸。
昔のお正月といえば、凧揚げが楽しみだったなあ、とチラッと思っていたら、
あとで参加した開催記念トークイベントで、
「お正月が来たみたい」
という受付嬢の言葉が披露されて、ガッテンした私だった。外も雪で白いが、岩手県立美術館は中も静かな銀世界のイメージがあるので、
大きな4枚の凧がお客様を歓迎して上がっているよう。
この白い大階段の上からこちらを招いているような、
「モクモク」。
撮影OKエリアなので、子どもと一緒に楽しみながら撮ってみたい。
こちらはバルーンでできております。
一階の企画展示室にはこちらの「モクモク」の絵がいくつかあり、比べてみるとまた楽しめると思います。
今年の1月の末に行った島根県立美術館前の宍道湖砂浜で出会った「会話」に、
また出会えるとは…。こちらは渡辺豊重さんの所蔵で、可愛いサイズになっています。
このサイズのものをつくってから、
「引き伸ばして」砂浜に大型サイズがたてられたのでした。
ふと、大胆なフォルムの絵の裏を見たら、
真面目な字体のサインがしてあって、トークイベントでの印象と重なりました。