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新大阪駅で、「進撃の巨人 13巻」とスピンオフ作品(もはやついて行ってない)を求めて、

ここからさらに2時間半の無聊に備える息子であります。

文字を読めるようになるまでのこの人のことは思い出したくもないくらい、


野獣。


でしたが、マンガや本を読むようになって、一人静かに楽しむ時間が長くなり、

(一人・楽しむ は最初からですが、 静かな楽しみかたを会得したのは大きい。

例によって私はなにもしていないよ。息子が2歳までで育児・教育の熱をすっかり冷却させられましたからね)

リュックを背負ったままのところが、ああ、とは思うが、

ページをめくる指や、ややうつむき加減の横顔はいいなあと思う。

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新大阪から乗り換えたのは、

特急こうのとり。

特急って鳥の名前が多いですよね。

尼崎、宝塚など、田辺聖子さんの小説で昔から馴染んでいた地名の駅名がアナウンスされるのが、

不思議な気持ちです。

中学時代の私に、ここにあったよ、私、そこを通ったよ、と教えてやりたい。あの頃は乗り物酔いもひどく、旅行なんかしたことがないので、岩手県外どころか、父の実家がいちばん遠いお出かけだったなあ。


今回の旅は田辺さんのロマンティックな長編小説でいちばん舞台になる神戸行きではないのですが、


それでもここ2、3年いいなあと思っていた土地への旅であります。