きのうのぷち旅の最終目的地は萬鉄五郎記念美術館で開催中の「絵本のチカラ」展でした。
この美術館は小さいながらも、ユニークな企画展をするところで、
いままでにも3、4回きています。

息子がうまれた時から福音館書店の「母の友」と「こどものとも」をとっていて、
福音館書店か岩波書店のまわしものみたいですが、
しかしやはり老舗の絵本はいいんだもん臆面もなく。

絵本の原画展というとふつうは1作品に2、3点くらいで、
作品数を多くする展示が多い気がしますが、
こちらでは最初から最後まで展示してあって、
絵本の絵をじっくり見てきました。
瀬田貞二さん訳の「三びきのやぎのがらがらどん」が、
有名なあの絵ではなく、もっとユーモラスながらがらどんの絵本があって、
来てよかった~と思いました。
三匹のやぎが山の草をいっぱいたべてふとったところまで描いていて、
文章も絵にあわせるかのように変えてあります。
こちらの絵本で読み聞かせをしたら、子ども達の反応はいかに?とか、
「ぐりとぐら」の原画では「ぐりとぐらとすみれちゃん」が展示されていて、
すみれちゃんに釘付けでした。
また、
萬鉄五郎記念美術館ですから、鉄五郎の絵や遺品の展示コーナーがあって、
それも貴重な遭遇でした。
息子と美術館に来て、音声ガイドなしで息子が静かに鑑賞しているというのも
絵本のチカラ、
なんだなあと思いました。
美術館のある東和町土沢はまちなかアートも活発で、
小さな町なんですが、ひきつけられます。
宮澤賢治記念館にも童話村にも立ち寄りませんでしたが、
静かな美術館を、貸し切り状態であるく隠微な喜びには敵いますまい(^皿^)。
ちょっと遠いですが、来てよかったです(´∀`)。