レ・ミゼラブル ひばりっ子コゼット  | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

eeeeee


菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」Powered by Ameba-Image2004.jpg

岩波少年文庫。もちろん、抄訳なのですが、訳者が

豊島与志男なので…。


20年くらい前に読んだ記憶はありますが、


それ以上に記憶に残っている場面は、たぶん、

小学校のころ読んだ、「ああ無情」でした。


子供が本を読む場合、やはり子供の境遇にどうしても

ひかれるもので、


5年生だったんですが、主役はコゼット、のつもりで

読んでいた気がする。なんかたぶん、世界中にある、、

継子いじめ譚というか、灰かぶりのひとつとして好んでいた

んだと思う。


子供って、基本マゾですから。


コゼットが包丁を人形にみたてて遊ぶところとか、

ジャンバル・ジャンが大きな人形をプレゼントして、喜ぶ場面とか、


泉に水を汲みにやらされて、そこでジャンバル・ジャンと出会うシーンは、

よーく考えてみると、継子いじめ譚のあるバージョンに似ている気がします。


すなおで気立てのいい妹の唇からは薔薇の花や宝石が、


根性のまがった姉娘の唇からは、蛇や蛙や、泥や石が、


そういう童話があったでしょう?


あの妹も泉に水を汲みにやらされたんでした。


コゼットの母、ファンティーヌが長い見事な金髪を売る場面は、

「若草物語」のジョーが髪を切るくだりや、「赤毛のアン」が緑色に

そまった髪を泣く泣く切るエピソードとおなじように受け止められていました。


私の中では。


ちなみに、大人になったコゼットにはあまり魅力を感じられない私です…。