だれも知らない小さな話 家なき娘の小屋  1 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

eeeeee

佐藤さとる 偕成社 


佐藤さとるの童話が好きだった。


箱を集めるのがすきな男の子や、なぞめいた箱庭を作る少女、

大きな木がほしい、と、お父さんと語る少年、編み物で飛行機をつくってしまうおばあさん。


西洋の童話ほどかけ離れた世界ではなく、

日本の昔話や民話のもつ、貧しさの翳もなく、


佐藤さとるにしか描けない、小さな世界が好きだった。


その佐藤さとるが、子ども時代好きだったという、「家なき娘」。


「家なき子」の姉妹編で、作者もおなじマローながら、

佐藤さとるが好きだったのは(そしていまでも好きなのは)「娘」の

方だと言う。


じつは私も十歳で読んだときから、ずっと、同じ思いだったので、

佐藤さとる、万歳!の気持ち。(つづく)