アースデイ東京2011実行委員
アースデイwithマイケルの山際(やも)です。
3月26日、アースデイ東京タワー・ボランティアセンターの
ボランティア・バスに搭乗して、復興支援活動に加わってきました。
最も被害が甚大で、まだ支援体制も十分でない、
宮城県石巻市に行って、
支援物資を提供する場所を開き、炊き出しを行いました。
避難所になっている学校の修復に行きました。
この日ボランティア・ツアーに集まったのは、
アースデイ東京の理事や実行委員のコアメンバーで、
自治体議員や産業政策を担っている方もいる。
こういう中に志願して加えていただきました。
それは、withマイケルという企画の主旨を、
よく理解していただいている方々のおかげです。
団長のこうちさんがバスの中で話した。
「普通は旅行とは、何かを得に行くものです。
このツアーは違います。
与えに行くのです。一緒に作るのです。
僕たちは、どんなに心構えをしても、
きれいな洋服を着た、外から入ってきた人です。
どうしたらこの方々を少しでも幸せにできるか
よく考えて行動してください。」
現地に到着しました。
まず、ここに訪れる被災者の方々は全員、
大切な人をなくしたり、探しています。
全員です。
20人くらいで近所に疎開している人もいます。
この週末、やっと自分の家を見に戻ったが、
流されて何もなくなっている。
ニュースに映し出される、車が尋常でない角度で
街に刺さっている光景は、
特別な一部の場所ではない。
見渡す限り、それと全く同じ光景が広がっています。
そういう人たちと接するとき、
最初僕は僕は言葉にならなかった。
声がかけられなかった。
電気、水道、ガスが使えない。
支給されるのは、菓子パンまたはおにぎりと水。
今、ほしいものは何なのか。
ガスボンベ、長靴、下着、靴下、防寒具・・・・
元々カセット台自体の供えがないので、
ボンベだけもらっても使えない。
また、そういった現地で必要なものは、
東京などで不要に買占められて、
思うように調達できない。
最初になくなってゆくものを見て、
直接話を聞いて、はじめて分かる。
今、本当にほしいものは何なのか。
人のあたたかい気持ち。
あたたかい食べ物。
普通の生活・・・
大粒の雪が降る中での炊き出し。
みなさん涙を流しながら召し上がっていました。
僕はここに復興を手伝いに来ました。
それは、とても時間のかかることと実感しました。
でもそれは、今までと
同じようなエネルギーやインフラを前提とした、
同じようなつくりにしてはいけない。
そう強く感じながら帰ってきました。
そして、
そうした中、一人ひとりの人には、
何ができるのだろうか。
マイケル・ファンのみんなと一緒に
考えてゆきたい。
詳細は追ってフォローしてゆきます。
まずは取り急ぎご報告いたします。