西洋と亜細亜の融合仏?! 【ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展】 | 魔女のほうき

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福岡の街に棲みついた魔女パープルが美味しいモノ、かわいいモノ、綺麗なモノ、気持ちいいモノを好奇心の赴くままに探究するブログです。近頃は、フラにロミロミとHawaiiづいているパープルです。

ガンダーラ美術展


お久しぶりでございます。

仕事で、ある認証審査を受けていたため、ブログ更新の余裕なし。

昨日は疲れ果ててダウンしておりました。体力落ちたなぁ~


私はもともとストレスをあまり感じないお気楽な性格ではありますが、今回ばかりは久しぶりに胃薬のお世話になることも度々あって、年をとったのかなぁ…などと柄にもなく気弱になったことも。

本番を前に仏様にでも会って、心を静めようと思い、先週福岡アジア美術館 の『ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展』へ行ってきました。


心を静めようと思ったのですが…ガンダーラの仏様は、なんだかエネルギッシュで躍動的でギリシャ彫刻のような端正で彫りの深いお顔。

かえって心がざわざわしてきたような(笑)


パキスタンとアフガニスタンの仏教美術は、インドやペルシア等の諸文明が融合して成立したもので、その後の中国、韓国、日本の仏教美術の源流ともなりました。

とりわけガンダーラ美術といわれるものは、ギリシア、ローマの彫刻技法が仏像の造型を形作り、釈迦の生涯を表わした仏伝彫りや菩薩像、守護神などもつくられたそうです。


この展覧会は、質・量ともにパキスタンに次ぐ日本のコレクションから160点を紹介してあり、バーミヤンの文化財保護活動に尽力しておられる日本画家平山郁夫さんの水彩画も展示されています。

そういえば今朝のニュースで平山郁夫さんのシルクロードをテーマとする展覧会が北京で開催されているというのを見ました。


また、ガンダーラといえばゴダイゴということで(年がばれる?)、元ゴダイゴのタケカワユキヒデさんがこの展覧会のために、アジアの伝統的な楽器を使用したテーマミュージックを作られたようで、雰囲気を盛り上げていました。


福岡アジア美術館には、今回はじめて行きましたが、博多リバレインという福岡の中心地にあって、アジアの近現代のアートを身近に感じることができる個性的な美術館だと思います。

常設展も覗いてみましたが、色鮮やかな油彩の絵画が目に飛び込んできて、アジアのエネルギーが感じられます。

これから、興味ある展示があれば、ちょくちょく足を運んでみたいと思います。



【福岡アジア美術館】

福岡市博多区下川端3-1リバレインセンタービル7・8階

℡:092-263-1100

開館時間:10:00~20:00(入室は19:30まで)

休館日:毎週水曜日(水曜日が休日の場合はその翌日)