内部SEO対策:<hx>見出しタグについて―知っておきたいSEO対策の基礎4 | 白鳥友康のブログ アメブロ出張所

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見出しタグ


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内部SEO対策で良く出てくる見出しタグですが、ページとキーワードの関連性を強める魔法の杖という訳ではありません。それはバランス良く最適化されたページを作るための、ほんの一つの要素にしか過ぎません。見出しタグにキーワードを追加することで、そのキーワードによる検索結果の順位に違いが出るかもしれないし、出ないかもしれない。しかし、見出し以外の部分を参考に、バランス良くキーワードを含めた見出しタグを設定することは、検索エンジン以外にも訪問者の役に立つでしょう。

検索エンジンに対しては、少なくとも見出しタグ(H1, H2, ... H6)がページ内容の階層構造を伝えるのに役立ちます。

人間である訪問者にとってはページの内容と構造をを分割、分析しながら見るのは、とても簡単だが、検索エンジンのロボットはそうはいきません。少し助けが必要で、見出しタグはその手助けになります。

見出しタグを重要な文書の目次として考えましょう。一番上にはタイトルがあり、H1タグが使われます。その次は大項目で、目次ではⅠ、Ⅱ、Ⅲとなり、HTMLではH2タグを使う。次は中項目でA、B、Cとなり、H3を使う。続いてさらに小項目で1、2、3となり
H4を使う。そんな風に覚えてください。

別の場合には、H1をタイトルにして、H2をサブタイトルに使うこともあるだろう。そうするとⅠ、Ⅱ、Ⅲの大項目はH3になり、そこから順次割り当てていく。H6まで割り当てることができますが、それほど深い階層があるページはほとんどないでしょう。

よくある見出しタグの悪い例として、見出しタグをナビゲーション部分に使うことが挙げられます。階層的であるナビゲーションを見出しで分類したいと考えることは、確かに正しいです。しかしこの方法の問題点は、重要な見出しタグを、あまり重要でない部分で使ってしまっていることです。これでは、ページのコンテンツ内で使われることで力を発揮する見出しタグの効果が弱まってしまいます。

もし制作者がナビゲーション部分で見出しタグを使おうとするなら、H5やH6などの小分類のためのタグを使うべきです。より重要度の高い見出しタグは、コンテンツ内で使うことでより大きい影響を与えます。H1タグをロゴに使うのも避けるべきでしょう。これではH1タグに含められるテキストの影響力を完全に捨ててしまっていることになります。

すべての見出しタグは階層構造に従ってページ内で繰り返し使われますが、H1タグだけは例外です。(もしH2タグをサブタイトルに使っている場合はH2も)ページ内で一度だけ使うようにしましょう。



《前記事》
SEO対策における<meta>メタタグ DescriptionとKeywords について(1)―知っておきたいSEO対策の基礎3
SEO対策における<meta>メタタグ DescriptionとKeywords について(2)―知っておきたいSEO対策の基礎3
SEO対策における<meta>メタタグ DescriptionとKeywords について(3)―知っておきたいSEO対策の基礎3



なんとなくSEO対策についてまとめておきたくなったので、「知っておきたいSEO対策の基礎」と称して投稿しています。

主に、Stoney deGeyter氏による「SEO 101: Everything You Need to Know About SEO (But Were Afraid to Ask)」の日本語訳をベースに自分の解釈を入れつつリライトといった感じになりますが、SEO対策について、まとまった勉強をしたいという方には、お役に立てるかもしれません。