大阪は洋食の街で、自分だけかと思ったらそう感じている人は結構多い。
「大阪って洋食が安くで感激ですよ」
まあ確かにそうで、いずれ書くつもりでいるけど、大阪駅の食堂街にある洋食屋の価格は東京の八がけだろうか・・
肉関係は総じて東京の方がはるかに高いし、第一肩がこって敵わない。
大阪の良い処は洋食屋でも箸もって来てと気軽に頼めるところだ。
その洋食の中でもハンバーグについて、どうも最近ハンバーグ道に反する(?)のが多いなあと思い、若干憂いているのである。
大阪で、洋食の王様と言えば押しも押されもせぬステーキだ。
そして、ステーキにならないが美味しい処を挽いて玉ねぎやパン粉や香辛料を混ぜてソースにつけて出すのがハンバーグである。
もともと美味しい処にさらにソースのうまみが乗って、美味さ何乗ってところか。
だからこそ、レアのハンバーグはあり得ないのだ。
肉の美味さとソースの美味さ、このハーモニーこそハンバーグのハンバーグたる由縁だと思っている。
ステーキにしても良い部分をソースと合わせて旨味を増してくれる、これが真のハンバーグではなかろうか?
バターが乗って胡椒と塩・・では寂しいのだ。
ソースたっぷりに付け合わせ、そしてそのソースをご飯に乗せて食べる、これが王道を行く食べ方ではなかろうか?
そして、余ったソースを全て頂くための付け合わせもしっかりして欲しいね。
誰も見てなければパンでソースを全部ふき取って食べてしまいたいのだ。
大阪においでの節はぜひ大阪のハンバーグを味わってみてください。
きっと、ご満足いただけますよ。