前に、投資活動の半分以上はお金に関する実務だと書いた記憶があります。
実際、やってみると判るのですが、投資活動の成否はファイナンス実務を如何に丁寧にやるか、考え得るシチュエーションに対しての策を考えているか、それに掛かっているなあと思うのです。
よほど信頼できるパートナーがいれば別ですが、たいていの場合はお金のプロ、ファイナンシャルアドバイザーに相談を持ち掛ける様ですね。
確かにそれは常套手段であり、最も信頼度の高いリスクヘッジでもあります。
しかし、同時にご自身が成長するきっかけを失う事でもあるのです。
金融機関と話をしてみると、彼らがその時々で会社の方針で白を黒と言う事もあるのだなと判ります。
どんなに良いお客でも社が貸すなと言えば担当者は貸しませんね。
貸し出しを増やせと言うのは掛け声で実際には回収局面だなと感じる事もしばしばです。
そして、どうやらこの回収局面に入るのはそう遠くないだろう・・根拠はありません。
長年の勘と云う奴ですが、かなりあてになります。
話がそれましたが、ファイナンスとはまさに最も腐り易い生もので、新鮮なうちに消化してしまわないと時期をずらせば食中毒の元になりかねませんね。
消化する為には日頃から会話を交わす訓練が必要です。
特にメガバンクや外資系になると相当経験値が無いと話についていけなくなります。
日経金融新聞を読んだからどうにかなるものではありません。
投資資金を当て込む場合には資料もいろいろ要りますが、まずはご自身がどの位対話できるか、コミュニケーション力が重要なファクターになりますね。
手始めに、当該金融機関がどんな方針なのか、そのあたりから聞かれて鍛えられてはいかがでしょうか?