YOUTUBEで航空機事故の映像を見ました。

別にここで事故を語ろうと云う事ではありません。

しかし、非常に参考になったのは如何にリスクを回避するか、設計のかなりの部分をそれに割いている点ですね。

安全=リスク回避=命綱を何本か用意する・・それに尽きると思います。

これは経営にも言えまして、特に起業をされる場合、リスク回避をどうするか、あらゆる場面でそのリスク回避を最優先で考えるべきなのです。

航空機の場合、可動翼や尾翼を動かす油圧系統が言ってみれば神経です。

脊髄とも言えるでしょうか・・中に神経が通ってますね。

人間は脊髄が一つですが航空機はそれを二本から三本持って、一つが使えなくなっても代わりをする系統を作っておくのです。

これがリスク回避の、フェイルセーフと言いますがその機構なのです。

 

起業をお考えの場合、どうもこのフェイルセーフに関して無関心な方が多いのです。

もっと言えば、リスクは何かを考えていない方が本当に多いですね。

リスクについて考えていなければ当然リスク回避も考えないし、フェイルセーフの為の何かを作っておく事もしません。

上の写真の一番左、いきなり油圧が全滅して操縦不能になってもリスク対策をやっておいたから全滅は免れたケースですが、その様に日頃からリスクに対する準備・・あらゆるリスクを想定した対策を立てておけばシリアスな状況になっても対策は打てる様です。

 

起業をする、当然ビジネスの事はあれこれ考えますが、その上でリスクマネジメント・・命綱を分散して一つがつぶれても他でカバー出来る様な対応を取っておく事が極めて大事だと思います。