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原油も鉄鋼石も大幅価格下落  相場の永続上昇 幻に

 日本経済新聞掲載



商品相場には数十年単位の「スーパーサイクル(超循環)」があるとする考え方には一定の社会的認知がある。


国連のビルジ・アーテン氏とコロンビア大学のホセ・アントニオ・オカンポ氏は2012年の論文において、1865~2009年の間に4回、スーパーサイクルが発生していたことを実証した。


しかし2000年代に広まった曲解された形ーー商品相場が上昇の一途をたどるという筋書きーーでは、そのような考え方は説得力がやや弱かった。


原油価格は昨年6月の高値から約57%も低い水準にあり、銅鉱石の価格は11年初頭のピーク時からそれぞれ約50%、70%下落している。商品相場は上昇の一途という物語の大いなる誤りが明白になった。


全てはタイミングだ。原油価格が1999年の1バレル10ドル程度から2008年の同140ドル超へと上がっていくなかで、需要の拡大を満たせる原油の可能性を信じる人はおよそ愚かに見えた。


それでも、この5年間の動きはスーパーサイクルの物語の一般的見方に致命的な打撃を与えた。新興国の飽くなき需要拡大と多くの商品の供給制約により、価格は必然的に上昇基調をたどるという物語だ。


中国は今後、過去20年よりも低成長となりそうだが、資源多消費型の投資支出から消費主導に移行する公算が大きい。となると、長期にわたる旺盛な需要拡大という前提に疑問符が付く。

供給面では、多くの人が思っていたよりはるかに制約は弱かった。


原油は最も増産が困難な商品と広く思われていた。ところが価格の上昇により米国の掘削業者がそれまで不採算だったシェールオイルの採掘に知恵を絞る動機が生まれ、大幅な増産をもたらす技術的躍進につながった。


商品相場に永続するものなどない。これは下げ相場でも上げ相場でも変わらない真実だ。

人間のひらめきこそが「究極の資源」なのである。


 =英フィナンシャル・タイムズ特約


   以上


円相場は1ドル80円前後から120円前後と50%程度の円安になっていますが、


原油価格はドバイ原油1バレル当たり2005年49・20USドル、2008年93・78ドル、2011年106・03ドル、2014年96・66ドル、2015年56・82ドルと推移しています。原因は中国経済の低迷と米シェールオイルの増産と思います。

鉄鉱石もトン当たり2007年36・63USドル、2008年61・57ドル、2009年79・99ドル、2010年146・72ドル、2011年167・79ドル、2015年58・88ドルと推移しています。


おかげで、日本も輸入資源価格には大きな影響もなく推移しています。


極端な財政状態と少子高齢化を抱える日本としては、より経済を発展させるため、政府は国内資源の活用の施策、外国人の受け入れ施策等を検討し、企業はグローバル競争に勝つための努力をしていかなくてはいけないですね。





税理士ゆーちゃん より

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