軽度認知症に脳梗塞薬 循環器病センター 臨床試験を開始
日本経済新聞 掲載
国立循環器病研究センターは26日、脳梗塞の再発予防に使う薬で、軽度の認知症患者を治療する臨床試験(治験)を医師主導で始めると発表した。
認知症の薬ではないが、マウスの実験で脳にある認知症の原因物質を取り除く作用などが分かってきた。
循環器病センターが中心となり、三重大や神戸大、順天堂大など計11施設が参加する見込みで、3年間かけて効果を見極めるという。
治療をうけるのは、日常生活は問題ないものの、時々忘れ物をしたり人との約束を忘れたりする軽度の認知症患者。
国内に800万人いるとされる認知症患者のうち、400万人ほどが対象になるという。
「シロスタゾール」という既存の薬を1日2回飲んで、認知症の進行を遅くできるかどうかを調べる。飲んだ100人と飲まなかった100人を比較する。
この薬は血栓ができるのを防いだり血管を広げたりする作用から、脳梗塞の再発予防に使われてきた。
その後の調査で、服用した患者の中に軽度の認知症が改善した人がいたほか、マウスの実験で認知症の原因物質とされる「アミロイドベータ」が脳にたまるのを減らす効果が明らかになったという。
薬は大塚製薬が提供し、治験にかかる費用は約3億円とされる。
循環器病センターの猪原匡史医長は「既存薬なので、どのような副作用があるか分かっている利点がある」と話し、早期の実用化を目指す考えを示した。
以上
私の身内の人も認知症なのですが、効果的な治療法もなく、困っています。
副作用がなく、改善出来る良い治療薬、治療方法が見つかれば良いですね。
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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