原油価格、反転は来年 | 税理士こーちゃん・たかちゃん・だんちゃんと男女7人の○○な話

税理士こーちゃん・たかちゃん・だんちゃんと男女7人の○○な話

大阪府寝屋川市の税理士法人長瀬会計事務所のスタッフブログ。楽しくやってまーす!
税務、会計だけでなく助成金申請や事業再生支援など会社経営のサポートに力を入れてます。
インボイス登録事務所 T7120005020272

原油価格、反転は来年

 日本経済新聞 掲載


原油価格の急落は国際情勢や米国のシェールブームにどう影響するか。エネルギー分析の第一人者であるダニエル・ヤーギン氏に聞いた。


ーー原油価格はなぜ急落しているのですか。


「まず米国のシェールブームが供給増をもたらした。昨年8月以降には世界経済の成長の鈍化が意識され、欧州や中国で需要が鈍る懸念が出てきた。そこにリビアの生産が急回復し始めた」

サウジアラビアが”原油価格調整”の役割を放棄したことも下落に拍車をかけた。サウジは減産すれば、米シェールだけでなく、イランやイラクなど他の中東諸国にもシェアを奪われる恐れがあった。サウジが減産に応じないのはシェアを確保するという経済的な強い動機のためだ」


ーー価格はどこまで下がるとみますか。


「まだ底値をつけていない。2015年は北米のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の年平均で1バレル50ドル近辺で推移し、16年は15年に比べ10~30%上がる見通しだ。

米原油の増産基調は続き、15年の上半期まで減少はないと予想する。15年央に減り始める頃には(大きな混乱がなければ)価格について強気になる人が出始めるのではないか」


ーー1バレル100ドルの時代はもう来ないのか。


「絶対ないとは言い切れない。思い出してほしい。過激派”イスラム国”が台頭した時、一時115ドルまで上昇した。生産地での政治的な混乱は今後も価格に影響を与える要素だ」


ーー倒産した米シェール企業もあります。


「1バレル70ドルなら8割のシェール企業が成長できる。60ドルだと利益の出るのは半分だ。足元は40ドル台で、多くの企業にとり厳しい局面にある」

「ただコストは下がっている。見逃せないのは掘削や採集の技術が日々進化している点だ。今後はM&A(合併・買収)でコストを改善する企業も出てくるだろう。シェール革命は初期の段階だ。革命は続く」


ーー国際情勢に与える影響は。


「ロシアは経済制裁と原油安のダブルパンチを受けている。資源分野での市場や資金の出し手を求め、中国により接近するだろう。イランのロウニハ大統領は経済改革を旗印に、米国と対話路線だ。原油安で経済が混乱すれば最高指導者が反米的なだけに、政治的に苦しい立場となる」


「勝者は原油を輸入に頼っていた日本と中国だ。特に日本はエネルギーの高コストが製造業の競争力を損なっている事実がある。安部晋三首相は安いエネルギーで経済を活性化する政策を”4本目の矢”として推進すべきではないか」


  以上




税理士ゆーちゃん より

最後まで読んで頂き、有難うございます
人気ブログランキングに参加しています

クリックお願いします。 ↓

         人気ブログランキングへ

税理士ゆーちゃんの記事一覧

税理士ゆーちゃんの記事一覧NO2

税理士ゆーちゃんの記事一覧NO3

税理士ゆーちゃんの記事一覧NO4