事業性融資って何? 戸惑う銀行
日本経済新聞 掲載
金融庁が9月半ばに今後1年間の監督・検査方針として打ち出した「事業性評価に基づく融資」を巡り、銀行業界に戸惑いが広がっている。
事業性融資は企業が手がける事業の内容や成長性を評価して貸し出す仕組み。
だが具体的には何をどうすればいいか。銀行マンには金融庁の「宿題」が難問に映るようだ。
金融庁のメッセージを一言で表すと「財務データに依存するな」というもの。
背景にあるのは、財務内容が優良な企業に集中して低金利の融資競争を繰り広げる銀行への警笛だ。
金融庁は昨年6月、成長戦略に向けた異例の対応として、銀行業界に新規融資の拡大を促した。だがフタを開けてみると、銀行が財務の健全な企業ばかりに群がる偏った結果になった。
金融庁は「宿題」に対し、銀行界からは不安の声が漏れる。「それでは何を融資の評価基準にすればいいのか」。
デフレ化下で不良債権処理を長く経験してきた銀行マンは過去の財務諸表を分析することが得意でも、将来の事業内容を評価する基準は十分に持ち合わせていない。
金融庁も銀行界の反応を受け、非公式に有力地方銀行への聞き取りを始めた。
具体的な基準づくりに取り組むためだ。「育成庁」への脱皮を目指す金融庁も思考錯誤を繰り返している。
以上
銀行の従来あるべき姿「企業が手がける事業の内容や成長性を評価して貸し出す」に金融庁がカジとりをしてきた。
安倍政権の成長戦略に沿ったものと思います。
私のクライアントもバブル崩壊後資金的に困難なとき、ある地方銀行に事業の技術を信頼して融資してもらい、おかげで今は大きな工場を作り立派な会社になっています。
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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