企業の生産停滞 色濃く 8月大口電力4ヶ月連続減
日経産業新聞 掲載
電力需要に映る企業の生産活動は停滞の色が濃くなっている。
電気事業連合会(電事連)が発表した8月の産業用大口電力需要実績(速報、10社合計)は前年同月比2・1%減の223億8,600万キロワット時となり、前年実績を4ヶ月連続で下回った。
減少幅は6月(0・1%減)、7月(1・1%減)と除々に拡大している。
政府は9月の月例経済報告で基調判断を5ヶ月ぶりに引き下げた。
悪天候による消費低迷や消費増税前の駆け込み需要の反動が残り、製造業を中心に足踏みの影響が広がっている。
産業用大口需要は主要7業種のうち5業種がマイナスだった。
電力使用量の大きい「機械」は2・7%の減少。自動車や家電の販売落ち込みが影響しているとみられる。
電力各社によると地域別では四国電力と沖縄電力を除く8社管内でマイナスだった。
家庭用なども含む全体の電力需要は4・8%減の747億6,900万キロワット時と4ヶ月連続のマイナスだった。
大口の落ち込みに加え、気温が低かったことで冷房需要が伸びなかった。
以上
参考
単位は100万キロワット時(前年8月比)
繊維 326(-6・5%)
紙・パルプ 638(-6・0%)
化学 2,209(-0・7%)
窯業・土石 815(-3・9%)
鉄鋼 2,908(+0・7%)
非鉄金属 1,184(+3・4%)
機械 5,798(-2・7%)
別の記事でも
「消費が弱含みで推移している」。甘利明経済再生担当相は19日の記者会見で、足元の消費の弱さをこう率直に認めた。実際、耐久財を中心に消費関連の指標は芳しくなく、8月の新車販売台数は前年同月比9.5%減と消費税増税直後の4月(5.1%減)よりも悪化。8月の首都圏マンション発売戸数も49.1%減と大幅な落ち込みとなった。
冷夏と現在堅調な建設業も首都圏マンション発売戸数49・1%減の状況から、7~9月の経済指標もあまり期待できないと思います。
この状態の中の株高、株価は半年先をみていると言われますが、10~12月の経済指標に期待したいですね。
税理士ゆーちゃん より
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