日通 我慢の限界 人件費高、値上げに走る
日経産業新聞 掲載
日本通運は企業向けのトラック輸送の運賃を9月から一斉値上げする。
燃料費の高止まり、車両価格や維持費の積み増しといったコスト増を転嫁する。
宅配大手はすでに大口法人に契約料金の見直しに動いている。
荷主による値下げ圧力が強まるばかりで、運送業界はつらい日々が続いた。
足元でのドライバー不足による人件費上昇がとどめの一撃となって我慢の限界を超えたようだ。
日通は24年ぶりにベースとなる「料金表」を改訂し、実質的な運賃を平均約15%引き上げる。
実にバブル期以来の値上げとなる。約5万社の荷主企業を対象にする。
もちろん早速、値上げというわけにいかない。今後、顧客と交渉にいどみ臨み聞き入れてもらう。
「現場は値上げの申し入れ方を知らないはず」(幹部)。
輸送コストはほぼ右肩上がりで上昇したにもかかわらず、四半世紀かかっても運賃下落にブレーキはかからなかった。
中小の運送会社を含めて新規参入も後を絶たず、値下げを飲む悪弊を改善できないまま、業界全体が消耗する悪循環に陥っていた。
しかし、今春にヤマト運輸など宅配大手が値上げに踏み切るなど、じわじわと値上げモードが広がっていった。
以上
電気代の2割アップ、輸送費の15%アップ 経営の根幹の経費が上昇する。
消費増税分の吸収もしなければいけない企業経営者にとっては頭が痛いですね。
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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