放送と通信融合、そろり フジの試み、若者つかむか
日経産業新聞 サーチライト
「放送と通信の融合」。
インターネットが普及した1990年代後半から目指すべき方向性として語られながら、なかなか実現したかったが、日本でもいよいよ具体的に進む兆しが出てきた。
きっかけの1つはフジテレビジョンが14日に始めた新サービス「フジテレビNEXTsmart(ネクストスマート)」。
CS放送と同じ内容を同時時間帯にネットで配信する。だが、地上波の番組は対象外だ。
同時配信(サイマル)がCS放送にとどまるのは広告主や出演者との調整が難しいからだ。
ただ、欧米では広告収入の前提となる視聴率などの視聴状況の把握にはネット配信を含めるのが一般的だ。出演者との契約も番組が放送とネット配信の両方で視聴者に届くことが前提となっている。
日本のテレビ局がネット配信に消極的な姿勢を続けても、視聴者には番組動画を共有する不法サイトも含めて様々な選択肢がある。放送業界は事業や収益の構造の変革を迫られている。
「従来は放送局が番組を編成していたが、視聴者が番組を編成する時代が来た」。フジテレビの遠藤龍之介専務は変革の必要性を強調する。
「視聴者が複数の端末を使って見たいものを選ぶ時代」に合わせ、在京キー局の先陣を切ってネット同時配信に踏み切った。
キー局が軒並み手掛けるオンデマンド配信では「見逃し配信」も広がっている。見逃した番組を後から有料視聴できる仕組みだ。
「昨晩のテレビ見た?」テレビ黄金期の80年代に小中学生が交わしていた会話はめっきり減った。
話題の動画は動画サイトで共有され、無料通話・チャットアプリ「LANE」でリンクを送り合って見たい時に見る中高生が多い。
出演者や脚本家の知名度で視聴者をテレビの前に引きつける手法には陰りがみえる。
視聴時間が増えている中高年層に的を絞り込むのも1つの戦略だが、若い視聴者から見放されたメディアに将来は無いだろう。
キー局がそろりと進める同時配信や見逃し配信に各局が直面する「放送の未来」への危機感の強弱が透けてみえる。
以上
放送・通信・ネット 若年者から年配者まで携帯を所有している。又、最近では大阪市の小学校ではタブレットの配布もされている。
ネット利用者は益々、放送・データが簡単に視聴でき便利になり良くなってきますが、本の著作権・テレビの出演者の出演料はどうなっていくんですかね?
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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