ネット不正送金、企業取引警戒
日本経済新聞 掲載 風速計
インターネットバンキングでの不正送金が増えている。2013年の被害額は約14億6000万円と過去最悪になった。
個人のパソコンなどを狙った攻撃が大半だが、実は銀行関係者が警戒する分野は別にある。
企業が利用するエレクトロニックバンキング(EB)。大手銀行のセキュリティー担当者はこう明かす。 「不正が起きるのは時間の問題だ」
EBは企業が銀行のシステムとつなぎ、従業員の給与支払いやグループ内の資金のやり取りを社内で完結させる。日々の送金先は膨大な数に上る。
最近、ある企業の送金先に、何者かが自分の口座データを紛れ込ませる事例があった。
この企業は異常を察知して不正を防いだが、「チエック体制まで無効になるような攻撃をされたら、止めようがない」(銀行関係者)。
個人の場合、全国銀行協会の取り決めで、個人に重大な落ち度がない限り、不正送金の被害は銀行が原則補償する。
しっかりとした管理体制が前提となる企業向けは補償ルールが整っていない。
不正送金で手元資金が奪われ、決済できず破綻ーー。
被害が個人より桁違いに大きくなる企業では最悪の事態も起こりうる。
補償ルールを整える難しさも個人の比ではない。
想定外の事態をどう防ぐか。銀行界が抱える14年の隠れた大きなテーマだ。
以上
急速なネット社会の浸透により、不正防御態勢が完全に確立されていない現在、不正防止になる絶対的セキュリティー方法を早急に確立しなければ、安心して利用できませんね。
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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