iPS細胞で血小版量産 作製効率100倍以上 京大チーム
日本経済新聞 掲載
様々な細胞に変化できるiPS細胞から血小版を大量に作り出す手法を京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授らが開発した。
血小版の一歩手前の細胞を安定して増やすことで、従来の100倍以上の効率で血小版を作れ、製造コストも大幅に低減できる。
研究チームは生まれつき血小版が少ない難病などを対象に、2年後をめどに臨床研究を始める計画だ。
成果は米科学誌セル・ステムセル(電子版)に14日掲載される。
血小版は血を固めて出血を防ぐ機能を持ち、血液製剤として使われている。
新たな手法は人のiPS細胞を血液のもととなる細胞に変化させたうえで、3つの遺伝子を導入。血小版の一歩手前の細胞である「巨核球」を作った。
巨核球が安定してほぼ無限に増やせるようになり、血小版も大量に生産できる。巨核球を凍結して数カ月間保存した後でも血小版を作り出せることを確認。
人から採取したものに比べて止血能力は劣るが、研究チームは「使う量を増やせば性能を補える」とみている。
研究チームはすでにiPS細胞から血小版を作るのに成功していたが、従来の技術では巨核球の増殖能力に限界があり、低コストで大量の血小版を得るのが難しかった。
献血で得られる血小版は室温で保存し約4日しか持たない。
新たな技術で血小版が安価に大量供給できれば、安定供給に道が開ける。
以上
iPS細胞から作製された血小版が、長期間自己複製可能という開発で、難病で困っておられる方の治療に速く使われるようになれば良いですね
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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