ヤフー、出店・出品 無料に その1 電子商取引の利用促進
日本経済新聞 掲載
ヤフーは7日、電子商取引(EC)事業の料金体系を見直し、インターネット通販サイトとオークションサイトへの出店料を無料にすると発表した。
ヤフーはネットオークションは好調だが、ネット通販は楽天やアマゾン・ドット・コムの前に苦戦気味だ。
出店料を無料化してEC利用を促す一方、広告収入を増やすことで事業拡大を狙う。
7日発表した新料金体系では
ネット通販サイト「ヤフー!ショピング」を利用して物品販売する場合、
売り手側が初期費用2万1千円、月額費用2万5千円をヤフーに支払っていた。今回の見直しでこれらを無料にするほか、
売上額の1・7~6・0%に設定していたロイヤルティー(販売手数料)も無料とする。
オークションサイト「ヤフオク!」では月額1万8900円とした出店料を無料にする。(ロイヤリティーは5%で変更なし)
ヤフーは競合他社並みの出店料、手数料を徴収していたECの無料化で、潜在的な市場を開拓する。
無料化で「2桁億円の減収になる(宮坂学社長)見通しだが、出店者がヤフーに載せる広告を増やすことで減収分を補う考えだ。
「全く新しい施策で市場を活性化し、日本のEC化率を20~30%に引き上げる」同社幹部
その2 出店無料化で申し込み2・6万件
ヤフーは9日、同社の通販サイトへの出店希望数が1日で約2万6千件に上ったと発表した。
7日に出店料や売上手数料を無料とする施策を打ち出したことで中小事業者や個人の申し込みが殺到している。
法人の出店ペースとしてはこれまでの数百倍規模だという。
出店料と売上手数料が無料となった通販サイト「yahoo!ショピング」は、
法人の出店希望者が約1万件だった。
新たに受付を始めた個人の出店希望者は1万6千件。
出店料のみを無料としたオークションサイト「ヤフオク!」も通常の30倍となる数百件の出店申し込みがあったという。
以上
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